055-234-5455

『心のありようと腰痛について』

日々、さまざまな症状で来院する患者さんを施術しますが、「なかなか良くならないなー」というケースもままあります。

あるいは一度良くなってもしばらくするとまた同じような症状で来院する、という方もいます。

もちろん、仕事などで常に患部に負担がかかっていたり、または基質的に半月板や腱板、靭帯などが損傷しているなどで痛みが消失しづらい、治りづらくなっているということもあると思います。

たとえば腰痛。

腰痛も今や現代病の一つと言われるほど、程度の差はあれ多くの方が抱えている症状の一つだと思います。

くぼた整骨院にも、もしかしたら主訴別ランキング第1位かも?というくらい腰痛で来院する人が多いですが、やっぱりなかなか改善していかない、あるいは一度良くなってもぶり返してしまう方がいらっしゃいます。

前述したようにヘルニアや脊柱管狭窄症、腰椎すべり・分離症などの病態があったりすると、痛みなどの症状が改善するのに時間を要することもあるかと思います。

また身体を支えているいわゆるインナーマッスルが年齢とともに衰えてしまったり、運動不足などで機能を停止してしまい、イメージだと眠り込んで本来のはたらきをしてくれなくなることで、腰の筋肉ばかりに負担が強いられて腰痛がなかなか改善しないということも、やはりあると思います。

Nさん、60代女性。

たまに、お身体を痛めると来てくださるNさんですが、昨年くらいだったかな?ひどいぎっくり腰で来院されたことがありました。

初回施術後は来院時よりも症状はやや軽快して帰られたのですが、すぐに痛みが戻ってしまい、やっぱり痛くて夜もつらかったとのことでした。

たしか合計で3回ほど施術を行い、その後しばらく来院されなかったので、「大丈夫だったかなぁ」と気になっていましたが、ぎっくり腰とは別件で久々に来院された時にお話をうかがうと、あの後もやはりすぐに痛みが増悪し、またお腹の痛みもあったため、内科を受診していろいろと検査をしてもらったけど異常はなかったそうです。

「うーん🤔じゃ原因は??」てなりますよね。

これがなんと「ストレスだと思う」てNさんはおっしゃるんですよね。

Nさん自身ぎっくり腰を起こす前から過度のストレスがかかっていたそうで、いろいろと悩まれていたそうです。

しかし少しずつ状況が変化していくことでストレスも軽減するうちに、腰の痛みもお腹の痛みも改善していったそうです。

以前にも似たようなことがあったとおっしゃっていたNさん、「ストレスってこわいよね」とその時の様子を詳しく教えてくださいました。

Nさんのように、いわゆる「心因性の腰痛」って、実はけっして少なくないんです。

腰ってよく身体の「要(かなめ)」って言いますが、要(かなめ)とは物事の最も大切な部分のことを指す言葉です。

これを、心身一如(心と身体は密接に関係しており、互いに作用しあっている)という考え方でとらえると、自分自身の根幹の部分の精神性だったり、自己の価値観や哲学などにおいて、本当はこうしたいけどできない、言いたいけど言えないなど、本来の自分をさらけ出すことができないことで、身体でもっとも大切な部分である「腰」に痛みとして症状が現れると考えます。

たしかにNさんのように状況が変化することで、ひどい腰痛の原因となったストレスが軽減すれば症状も改善するかと思いますが、自分ではどうすることもできないことも多々あると思います。

しかしながら、自分一人で思い悩むのではなく、親でも兄弟でも知人友人でも誰でも今抱えている問題や悩みなどの話をすることは非常に大切なことだと思います。

他人に話をすることで、自分自身が抱えている問題、悩みを頭の中で一度きれいに整理することができます。

すると客観的にそれらのことがらを把握できるようになり、けっして問題の解決にはならないかもしれませんが「今はこういう時期なんだ」というように、少し楽観的な見方ができるようになったりします。

別にアドバイスや助言を求めなくていいんです。

ただただ自分の思っていることを話す、言いたいことを吐き出す、それだけでも心のありように変化が見られたりします。

いろいろとため込むと、心にも身体にもいいことありません。

世界的にはもう終わってるのに日本だけいつまで😷とか💉とかやってんじゃ💢

と、みなさんもたまには思い思いに毒吐いてみてはいかがでしょうか。

山梨県甲府市の整骨・整体 くぼた整骨院