首肩から上肢にかけての神経痛としびれはこじらせると本当にしんどいです。
「首と肩が痛くて腕まで痛みとしびれがあってつらいです😫」
程度の差はあれ、まあまあ日々遭遇することの多い病態です。
ひどくなると座っていても寝ていても、どんな体勢でいても常時耐え難い強い痛みやしびれに苦しむなんてこともありえるので、こじらせてしまうと非常に厄介な病態でもあります。
このような病態を引き起こす原因となるものはさまざま考えられますが、結果として痛みやしびれが出ている箇所に分布する神経が何らかの原因で圧迫や絞扼などによって障害されて引き起こされていることは間違いないと思います。
したがってその神経を障害している原因を取り除くことができれば、痛みやしびれといった症状も消失しますが、たとえば頸椎ヘルニアや変形性頚椎症などの解剖学的変化によって物理的な影響を受けているような場合、原因の除去は手術的な処置を行わない限り困難です。
しかしながら医療機関で上記のような診断を受け、神経の圧迫や絞扼を認める人であっても痛みやしびれなどの症状が消失するケースも少なくありません。
神経の興奮を抑えることで痛みやしびれの緩和につながる
頸椎ヘルニアや変形性頚椎症などで明らかに首や肩、上肢の神経が圧迫や絞扼を受けている場合でも、障害されている神経の興奮を鎮めることで痛みやしびれの緩和につながります。
もちろん程度にもよりますし、保存療法を行ってみても症状が改善しない場合は手術が必要になったり、また明らかに麻痺などの症状が出ている場合などは即手術ということもあると思います。
しかし上記のような診断をされた人であっても手術になるケースのほうが少ないです。
上肢神経症状を伴う首肩の痛みに対するくぼた整骨院での施術方法
①高電圧電気刺激療法「Hi-voltage」
腕の痛みやしびれなどの上肢神経症状を伴う首肩の痛みには、手技での施術+αで高電圧電気刺激療法「Hi-voltage」を多用します。
「Hi-voltage」は筋緊張の緩和はもちろん、血管を拡張して血流量をupさせ、圧迫や絞扼を受けて興奮している神経の鎮静作用も期待できるため、「Hi-voltage」は上肢神経症状を伴う首肩の痛みに限らず、神経症状全般に行うことが多いです。
②超音波療法
超音波は身体の深部を立体的に温めることができ、また手技では届かない深部の組織に一秒間に300万回の微細な振動刺激を伝えることによって疼痛の緩和や障害されている患部の治癒促進が図れます。
また超音波を行う際はファイテンの「メタックスクリーム」を使用しながら行います。
メタックスクリームに入っている金(ゴールド)には神経の興奮を鎮める作用があり、またファイルド加工という特殊技術が施されているファイテンのボディケアグッズには生体電流を整える作用があるため、超音波+αで相乗効果もよりupします。
③コンビネーション療法(Hi-voltage+超音波)
コンビネーション療法とは、上記2つの機器をつなげて「Hi-voltageによる高電圧電気刺激」と「超音波による立体加温及び微細振動刺激」を同時に行う治療法です。
障害部位をピンポイントで温めながら電気及び振動刺激を加えることで、血行促進、筋緊張の緩和、鎮静・鎮痛効果が得られやすくなります。
④マイクロカレント(微弱電流)療法
生体電流に似た微弱な電流を体内に流すことで、傷ついた組織に刺激を与えて損傷組織の修復を促進します。
極めて弱い電流で体感はほとんどなく、神経や筋を興奮させることなく損傷部位の鎮痛・鎮静作用、治癒促進に効果的です。
神経の興奮を鎮めるにはとにかく温めることが大切
神経が興奮し、神経が過敏になればなるほど痛みの閾値(痛みを感じるライン)が下がり、痛みも感じやすくなります。
反対に神経の興奮が鎮まれば痛みの閾値が上がることで痛みも感じにくくなります。
症状がひどいと、たしかに何やっても変わらない場合もあると思いますが、しかし首肩の痛みが強く、腕にまで痛みやしびれがあって本当にお辛そうな方でも、温めると多少なりとも痛みが和らぐとおっしゃる方も多いです。
冷えると交感神経が優位になりやすく、筋緊張→血行不良→痛みの閾値の低下→痛み→さらに交感神経が優位になる、といった悪循環に陥ってしまうことで、症状をこじらせてしまうことも考えられます。
これから本格的な冬を迎えると、冷えによる交感神経優位な状況になりやすく、さまざまな不調や痛みにつながりやすくなります。
日頃から身体を温めることを意識して、健康維持・増進に努めていきたいですね。
山梨県甲府市の整骨・整体 くぼた整骨院