「気が抜けた」時に体調を崩しやすい
仕事が忙しい時などは気を張っていて体調も崩すことなくがんばれるけど、いよいよ明日からゴールデンウィークorお正月休みなどの長いお休みに入るという時に風邪をひいた、体調を崩してしまったというようなお話をよく聞きます。
実は僕も今年2019年の1月1日に風邪ひきました😅
いわゆる「気が抜けた」からなのかもしれません。
しかし、そもそも「気が抜けた」とはどういった状態なのでしょうか?
東洋医学的「気が抜けた」状態とは
東洋医学において、「気」とは身体を動かす、血液をめぐらせる、呼吸をする、ウィルスや細菌から身体を守る、といった生命活動のもととなる存在 ≒ 生命エネルギーそのものです。
この生命エネルギーである「気」にもいくつか種類があり、体調不良や風邪をひくことに深く関係しているのは「衛気(えき)」と呼ばれる気です。
よく、抵抗力が弱まると風邪をひきやすくなるといいますが、この「抵抗力」が衛気であると言い換えることができます。
衛気はウイルスや細菌などから身体を防衛する存在であり、皮膚や鼻、口といった体表に存在しています。
風邪をひきそうな時、身体の表面がぞくぞくっとしますが、これは前線部隊である衛気を突破して、ウイルスがまさに身体に侵入しようとしている時の症状です。
衛気が不足すると、そよ風に当たっただけでぞくぞくする、風邪をひきやすい、汗が出やすいといった症状が現れます。
したがって緊張から解放されて「気が抜ける、ゆるむ」とは、最前線の防衛力である衛気が抜けたりゆるんでしまった状態であり、その隙にウイルスや細菌が身体に侵入してくることで風邪をひいてしまうものと考えられます。
参照 : 医療法人社団岐黄会 西本クリニックHP
自律神経と免疫システムの関係
僕たちの身体はさまざまな感染症などにかからないようにするために、免疫システムが備わっています。
この免疫システムに大きく関わっているものの中に、白血球があります。
白血球にもさまざまな種類があり、なかでも「顆粒球」と「リンパ球」が風邪などの感染症にかからないように、あるいはかかってしまったあともウイルスや細菌をやっつけるなど、非常に重要な役割を担っています。
免疫システムも自律神経の支配を受けており、交感神経が優位になると顆粒球の比率が上昇し、副交感神経が優位になるとリンパ球の比率が上昇します。
そして、顆粒球は身体の免疫システムにおける第一次防衛部隊として働き、細菌やウイルスを直接攻撃して身体の中に侵入してくるのを防ぎます。
したがって、仕事で忙しく緊張した状態から解放されてほっと一息つくときなどは、交感神経優位から一気に副交感神経優位になり、一時的に顆粒球が少なくなることで細菌やウイルスに対する抵抗力が落ちるため、風邪をひいてしまったり体調不良になりやすくなるのです。
年末年始の連休はとくに要注意
長いお休みのなかでもとくに要注意なのが年末年始の連休です。
年末年始は食生活も変わり、ついつい食べ過ぎたり、飲み過ぎたり、また不規則な生活にもなりやすく、生活リズムが崩れることで免疫力の低下を招きやすいです。
また環境的な要因としても寒さと乾燥により風邪をひきやすくなります。
とは言うもののお正月なので、どうしたって普段の生活とは食べるものも生活のリズムも変わってしまうことはある程度しょうがないとは思いますが、体調不良や風邪などでせっかくのお正月休みを寝て過ごすなんてことになったらもったいないですよね。
なので、待ちに待ったお休みを元気に楽しく過ごすためにも、ある程度は規則正しい生活を心がける、暴飲暴食は控えるなどして体調管理に努めていきたいですね。
くぼた整骨院も昨日の12月30日で2019年の営業をすべて終了し、今日から1月5日(日)までお休みさせていただきます。
開業から早5年。
2019年は新たに「高濃度水素酸素発生装置LHG」を導入し、新メニューとして「水素吸引」「水素水」を始めました。
おかげさまでたくさんのみなさまに「水素」の良さを実感していただき、「水素吸引」「水素水」を健康維持・増進にお役立てくださり感謝です。
2020年も、くぼた整骨院に来院してくださるみなさまが、元気で楽しく健康な毎日を過ごしていただけるよう、くぼた整骨院は全力でみなさまの健康をサポートさせていただきます。
2019年もくぼた整骨院をありがとうございました。
2020年も引き続きご愛顧のほど、宜しくお願い致します。
みなさま良いお年を。
山梨県甲府市の整骨・整体 くぼた整骨院