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『養生訓』

みなさん「養生訓」って知っていますか?

養生訓とは、江戸時代に貝原益軒によって書かれた、いわば健康で長生きをするための指南書のようなものです。

新釈 養生訓 ↓

これ読んでみるとよくわかるんですが、非常にシンプルでわかりやすいです。

 

一見すると自分の身体は自分自身のもののように考えがちだが、自分の身体というのは父や母、天から授かった大変尊いものであるから、粗末に扱って寿命を縮めるようなことはしてはいけない。

人が生きていくために最も大切なことは、養生の方法を学び、健康をいかに保つかということである。

 

養生訓は貝原益軒が83歳の時に書かれたものらしいです。

益軒先生は85歳で亡くなるまで寝たきりになったりボケたりはしなかったそうです。

まさにピンピンコロリ的な感じで天寿をまっとうされたそうです。

できれば僕も逝く時は病気などで苦しまずにポックリ逝きたいですね。

でも今の時代はガンや心疾患、脳血管疾患で亡くなる人がすごい多いですよね。

また糖尿病なんかのいわゆる生活習慣病もめちゃくちゃ多いです。

しかし昔はガンや心臓病、脳卒中をはじめ、もちろん糖尿病などほとんどなかったそうです。

江戸時代の人が亡くなる原因でもっとも多かったのって、実は感染症だったのだそうです。

現代の病気の多さは確実に食べているものが関係していますよね。

戦後、日本の食文化は欧米化が進み、また今では飽食の時代と言われるほど、食べるものがあふれ、お金さえ出せばほぼ何でも好きなだけ食べたり飲んだりできちゃいます。

ですが養生訓にも、食欲を抑え、食欲に勝てる精神力を培うことが大切であると書かれています。

また、常に食べ物への感謝の気持ちを忘れず、食事は物足りないくらいがちょうどよく、味付けも薄味にして濃い味や脂っこいものはひかえめにすること。

そして、食後はすぐに休まずに適度に身体を動かすのが健康を保つ上で大切なのだそうです。

たしかにそうだなーと思います。

糖質や脂質が多いものばかり食べていてはいろんな病気になりやすくなるということは、誰でもわかってることだと思います。

でもやめられない。

砂糖の中毒性ってすごいらしいです。

甘いものが食べたい欲求ってまさに砂糖中毒らしいです。

僕ももともと甘いものが好物だったのですが、砂糖の中毒性の話を聞いてから少し控えるようになったら少しずつ甘いものをあまり欲しなくなり、逆に甘いものを食べないほうがなんか体調がいいかもと思うようになってさらに甘いものを食べなくなりました。

そうは言ってもたまには食べますけどね😅

そして、養生訓を読んでから満腹になるまで食べないようになったり、休みの日なんかは多少お腹空いていても、あえて昼ごはん食べなかったりすると、その空腹感がかえって心地よく体調もまた良いように感じられるようになってきたんですよね。

そういえば免疫力を高く保つ上でもある程度の飢餓感って大切なんです。

満腹食べていると免疫力って落ちるんです。

今はテレビでもしきりにステイホームが叫ばれ、このゴールデンウィークは家にいることが多くなり、そうなるとどうしても食べたり飲んだりしすぎちゃう人も多いのではないでしょうか?

このゴールデンウィークは与えられた命と身体に感謝して、当たり前のことを当たり前に行うことを意識して、免疫力強化のためにも暴飲暴食は控え、適度に身体を動かして病気にかかりにくい身体作りをしてみるのがいいかもしれません。

山梨県甲府市の整骨・整体 くぼた整骨院