先日、僕が小学校の時に所属していたサッカーチームの当時監督だったTさんが亡くなられました。
本当に突然のことで、今でもなんだか信じ難いような感じがします。
くぼた整骨院を開院以来、お身体に何か不具合があると来院してくださり、いろいろなお話をさせていただいていたのですが、お話ししていても若々しく、見た目なども当時の監督のまま、というとさすがに語弊があるかもしれませんが、いつお会いしてもシャキッとしていてお若いなーと感服しておりました。
健康に対する意識も非常に高く、定期的にプールに通われたり、移動も車は極力使わず、ほぼ徒歩か自転車で山城小から甲府駅くらいだったら歩いてしまう😱なんてお話もしてくださったこともありました。
監督を退かれたあとも、総監督、代表、相談役として山城サッカーに携わり、80代を迎えられてもなお積極的にグラウンドに立ち続ける姿勢には本当に頭が下がる思いでいました。
子どもたちが練習している時は、父兄の方に椅子を出されても絶対座らなかったという話も聞いたことがあります。
子どもたちが練習に励んでいて、指導者の方々も熱心に指導をしているのに、自分だけ椅子に座るわけにはいかない。
というお気持ちからそうされていたそうです。
炎天下の真夏も寒さ厳しい冬の時期でもグラウンドに立ち、子どもたちの成長を見守り続けるなんてことは並大抵でできることではないと思います。
それも何十年も、それこそ誤解を恐れずに言えば死ぬまで続けるなんて、すごいなんて軽い言葉では片付けられないくらいの本当に真似できないことです。
おそらく半世紀くらい?は山城サッカーに携わっておられたのではないかと思います。
これまで指導されてきた子どもたちの数も、それはもう相当な人数だと思います。
訃報を聞いてから、当時のことがいろいろと甦ってきました。
だいたいいつも帽子に野球帽かハット?をかぶり、冬は軍手を手袋に、何度ゲンコツをもらったことか😅
試合でハーフタイムにベンチに戻るなりゲンコツなんてことも、今では良き思い出ですね。
このご時世だといろいろと賛否はあるかもしれませんが、いわゆる「喝」や「檄」みたいなもので、ゲンコツもらうと自然と身体も動くようになるんですよね。
僕らの世代やもう少し後の世代の人たちまでは、みんなたくさんゲンコツもらって反省したり、逆にちくしょーと思ったりと、そんなこと日常茶飯事だったと思いますが、今思えばそういった経験も大袈裟に言えば自分自身の考え方や生き方の糧になっているんじゃないかなとも思います。
これ↑、うちでやっている「JOYトレ(インナーマッスルトレーニング)」のPOPなのですが、ある時このPOPをじっーと見ていたんですね。
すると「これはいい言葉だね!うん、すごくいい。僕も使わせてもらおう!」と、すごく嬉しそうに僕に話をしてくれたんです。
どの言葉が「いい」と思われたのか、実は聞きそびれてしまって今となってはわからないので、あの時ちゃんと聞いておけばよかったなとちょっと後悔です。
ですが昨日もTさんのことをよく知る方に、そんな話があったんですよーと施術しながらお話しすると、「この言葉じゃないかな?」とか、「あーこっちの言葉もTさんぽいね」みたいな話になり、あの時聞きそびれちゃったけどそれはそれでよかったのかなとも思います。
継続は力なり
この言葉、たしかTさんの座右の銘でもあり(間違っていたらすみません)、当時の山城サッカー団旗にも書かれていた言葉です。
長年グラウンドに立ち続け、また何歳になっても向学心を持ち、学び続けていたTさんを象徴しているようで感慨深いです。
Tさんはよく「努力(している姿)は誰かが必ず見ている」とおっしゃっていたそうです。
努力を続けても報われないんじゃないかと不安に思っている時こそ、そのような言葉をかけてもらえると、またがんばろうって思えるんじゃないかなと思います。
これからも、「継続は力なり」を忘れず、日々精進を続けていきます。
Tさんありがとうございました。
🙏
山梨県甲府市の整骨・整体 くぼた整骨院