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『あずき&よもぎ日記vol.13/自然治癒力が病気を治す』

我が家の愛犬パグのあずき♀7才と愛猫よもぎ♀1才。

お正月は妻が1人で実家に帰省したため、もっぱらあずきさんとよもぎさんのお世話をしながら穏やかな休日を過ごしておりました。

実はあずきさん、お正月にはだいぶ持ち直したものの、年末に体調を崩しておりました。

遡ること12月26日、いつものように風土記の丘へ散歩に行ったんですね。

その日は風が強く、気温もだいぶ低くてかなり寒かったんです。

翌日、なんだかあずきの様子がおかしい。

もともとアレルギー体質のあずきさん。

徐々に顔や身体にじんましんのような発疹が部分的に出て、それから嘔吐。

一昨年の10月頃にも同じような体調不良になったのですが、

(2020年10月の体調不良の時↑)

その時よりはひどくない感じでしたが、それでも食べると吐いてしまうので、いつものフードをやめてサーモンとまぐろの刺身を茹でたものを中心に、徐々にフードの分量を増やしながらといった食事にかえていき、ようやく体調も上向いてきました。

そして今日(1月9日)のあずき。

食欲も完全に戻り、もう心配なさそうです。

いっぽうでハチワレ猫のよもぎさんは、相変わらず元気いっぱいです。

お正月は休みが続いてよもぎと遊ぶ時間もいつもより長くなったことで、手が傷だらけです。

寝技に持ち込まれ、

しっかりホールドされながら、

最初は甘噛みなのですが、徐々に凶暴猫に豹変してきます。

で、遊び疲れて昼寝。

平和だ。

寝方が😅

クセ強めです。

以前にも書きましたが、動物たちと一緒に生活していると、生き方が実にシンプルでいろいろと考えさせられる部分が多いです。

動物だから当たり前かもしれませんが、まさに自然体で生きているといった感じです。

体調不良だったあずきを見ていても、いつもよりすごく寝るし、食べ物もいつもみたいには欲しがらず、これも具合いが悪いのだから当たり前といえばそうなのですが、本来野生動物は体調不良の時などは「食べない」「寝て」治すというのが原則としてあります。

これは人間も同様であり、実は風邪など引いた時に水分と塩分、ミネラルはしっかり摂るべきですが、炭水化物などの食べ物は、発熱がピークを過ぎるまでは摂らない方がいいのです。

食べ物が胃腸に入ると胃腸のはたらきにエネルギーが注がれてしまうことで、病原体と戦っている免疫細胞たちのはたらきが弱まり、本来の免疫力が発揮されにくくなってしまいます。

したがって体調不良の時はあまり食べない、安静にしてエネルギーを極力使わず省エネになって自らの免疫力を高めて体力の回復を待つというのが大切なのです。

誰に教えられたわけでもないのに、動物はそういったことが本能的にわかるのだろうと思います。

また基本的に解熱剤で熱を下げるというのは、免疫力を下げているのと実は同じことであり、熱を下げるから治りが遅くなり、熱を下げるから免疫力を削がれた免疫細胞たちの連携が崩れて免疫の暴走、いわゆるサイトカインストームが起きて脳症などの命の危険につながってしまうこともあります。

1918年に始まり世界的にパンデミックを引き起こしたスペイン風邪でも、当時アスピリン=解熱剤を使ったケースで死亡者が急増し、反対にアスピリンを使わなかった人たちでは死亡者が圧倒的に少なかったというデータがあります。

高熱の場合は解熱剤で熱を下げるのではなく、氷嚢や氷まくらなどで外から身体を冷やすことが大切なのです。

熱が出ているのは免疫細胞たちが活発にはたらき、病原体と戦っているためです。

風邪のウイルスや細菌などは熱に弱く、そのために熱を上げているのです。

下手に免疫をいじるからよからぬことが起こるのです。

先日90歳で亡くなられた「薬を出さない、注射をしない」内科医で有名な真弓定夫先生のお話。

「熱発、下痢、嘔吐などのいわゆる外に出ている症状の時、子どもは自らで病気を治そうとしているのであり、そんな時は薬はいらない。」

風邪薬はあくまでも発熱、鼻水、痰、咳を抑え込んでいるだけであり、風邪自体を治しているわけではありません。

風邪を治すのは自分自身であり、自らに備わっている自己治癒力、自然治癒力の力によるものです。

人間も自然の中で生かされている動物であるはずが、文明の発達とともにそういった基本的なことも現代に生きていると忘れがちになってしまうかもしれないです。

我が家の大切な家族の一員であるあずきとよもぎ。

彼女たちと暮らしていると、何気ない日々の中で、自然の中で生かされている生き物、動物として忘れてはいけない大切なことをいろいろと気づかせてもらうことが多いです。

これからも我が道をゆくスタイルで、元気に長生きしておくれ。

山梨県甲府市の整骨・整体 くぼた整骨院