「天然痘は種痘(ワクチン)によって撲滅した」は本当か?
みなさん、エドワード・ジェンナーという人をご存知でしょうか?
ジェンナーは、感染力が強く、致死率も非常に高い「天然痘」のワクチン=「種痘」を作り、天然痘の撲滅に大いに貢献した人とされています。
僕も柔道整復師の専門学校時代に医学史の授業で習ったのを覚えていますが、実際のところは「種痘によって天然痘だけではなくさまざまな感染症をかえって増やした」可能性があるそうです。
たとえば、晋仏戦争(1870〜71年)のあいだ、ドイツ軍の兵士全員が天然痘の予防接種を受けましたが、実に5万3288人の兵士が天然痘にかかり、死亡者も多く出たそうです。
またイギリスでは、種痘接種が広まってから天然痘の流行が始まったことが公式に報道されており、その大流行のため2万2081人が死亡しました。
これらのことを受け、イギリス政府は種痘に天然痘の予防効果がないことを認め、結局1948年に種痘の禁止に追い込まれています。
これらのことからも、種痘接種は天然痘を予防するどころか天然痘大流行の元凶となった可能性が大いにあるということです。
日本では明治に種痘ワクチンを導入したところ、逆に天然痘が大発生し、1892年には16万5774人が罹患し、3万人もの人が亡くなったという記録があります。
また、ドイツでも戦前からジフテリアなどの予防接種が強制的に行われていましたが、1939年のナチス政権時代にはジフテリア患者数が15万人に増大しました。
これに対して予防接種をまったく導入していなかったノルウェーでは、同時期の患者数はわずか50人でした。
さらにアメリカで、ポリオ予防接種を義務化した州ではポリオ患者が減るどころか700%も増大していることが記録に残っています。
米国疾病管理センター=CDCは「米国における全ポリオ患者の原因はワクチンにある」と公式に認めています。
また「1979年以降、米国では自然発生型あるいは野生型のポリオウイルスに起因するポリオ患者の症例は一つも見られていない」とワシントン・ポストで報じられています(1988年1月26日)。
チャズ・M・ヒギンズ氏は、ニューヨーク市民の死亡診断書を15年にわたって入念に調査した結果、「天然痘の死亡者数よりも天然痘ワクチン接種による死亡者数のほうが毎年桁違いに多い」ことを、自著『ワクチンの恐怖』(1920年)で指摘し、一般市民や兵士に対する予防接種の法的強制をただちに廃止するよう政府に呼びかけています。
これらのことからも、天然痘やジフテリア、ポリオの根絶には予防接種は効かないばかりかむしろ増やしている様子がうかがえます。
スペイン風邪で大量の死者を出したアスピリン
1918年〜19年にかけて世界中で大流行したスペイン風邪。
スペイン風邪といっても実際はアメリカが発生源でしたが、このことをアメリカは報道せず、当時中立国だったスペインが報じたため、スペイン風邪と言われるようになりました。
このスペイン風邪もワクチンが原因だったと言われています。
現在の歴史研究では、米軍内で接種されてきた腸チフスワクチンが体内で変異を起こして強力なパラチフス菌となり、それがインフルエンザと呼ばれた感染の正体と言われています。
「インフルエンザ脳症」という病態があります。
インフルエンザ脳症とは、インフルエンザが重症化して脳に炎症が起き、脳が腫れることによって頭蓋内圧が亢進し、意識障害やけいれん、異常な言動や行動が見られるといったインフルエンザの合併症とされています。
とくに子どもで起こりやすく、最悪の場合は死に至ることも少なくない、極めて深刻な病態です。
しかしインフルエンザ脳症を引き起こす真の原因は、ほとんどが解熱剤や免疫抑制剤の使用であり、いわば「薬害」「医原病」によって引き起こされているということです。
風邪やインフルエンザなどにかかると発熱、咳、くしゃみ、喀痰、鼻水などの症状が出るかと思います。
発熱は免疫において非常に重要な役割を果たしており、いわゆるバイ菌やウイルスを殺すために身体が熱を上げているということであり、また咳や喀痰、くしゃみや鼻水は外敵を外に追い出そうとしているからこそ出る症状です。
したがって風邪薬を使って熱を下げ、咳や痰、くしゃみ鼻水を止めるということは、その時の症状を楽にする代わりに免疫を著しく下げているということに他ならないのです。
その結果ウイルスの増殖を許すこととなり、治りが遅くなるくらいならまだしも、重症化して免疫の暴走=サイトカインストームが起き、最悪の場合は死に至るケースも出てくるのです。
風邪やインフルエンザなどで高熱が出た場合は安易に解熱剤を使うのではなく、氷まくらや氷嚢などで外部から冷やすことが重要なのであり、水分やビタミン・ミネラルは積極的に補充することが求められますが、基本的には「食うな、動くな、寝てろ」です。
このあたりのことは、『あずき&よもぎ日記vol.13/自然治癒力が病気を治す』も読んでいただければと思います。
そして、このインフルエンザ脳症と同じような状況が大流行したのがスペイン風邪です。
世界中で感染者数は6億人に及んだと推測され、死者は2000万人〜5000万人といわれており、日本でも39万人が亡くなったといわれています。
アメリカの統計では、スペイン風邪にアスピリンを投与した人は2万4000人でしたが、そのうち6768人が亡くなり(死亡率28.2%)、一方でアスピリンなどの解熱剤を使用せずホメオパシー(同種療法)を受けた人は2万6000人いましたが、そのうち死亡した人は273人でした(死亡率1.1%)。
感染症を防いできたもの
これまで世界中で感染症を防いできたのは、上下水道などのインフラ整備による公衆衛生の向上、市民や貧困層の人たちの栄養状態の改善、救急医療の発達、抗生剤による感染防御であり、実はほとんどのワクチンは感染症が99%以上減ってから導入されています。
麻疹(はしか)や風疹、おたふく風邪、ジフテリア、ポリオ、ヒブ、日本脳炎などはその典型です。
人類にとって感染症は種の存続をも揺るがしかねない脅威であり、感染症の問題は人類普遍の問題であることはその通りかと思います。
しかしながら感染症と人類の歴史を追ってみると、昨今の感染症対策が正解などという発想はとても持てません。
「歴史は繰り返す」とよく言います。
今一度、一方的に流れてくる情報だけを鵜呑みにするのではなく、一般的に正しいとされている常識を疑い、自らで情報を取りに行く意識を持つことが、自分や大切な家族を守るためにはとても大切なことかと、あらためて強く思います。
山梨県甲府市の整骨・整体 くぼた整骨院
参考文献 ・ワクチン不要論 内海聡 著 2018年