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『交感神経と痛み』

11月に入り、朝晩の寒さが徐々に増してきている感じがします。

今年もあと2ヶ月弱で終わりですね。

年齢を重ねるごとに1年1年が早くなるとよく言いますが、たしかにそうなのかもしれません。

毎年お正月が近づくにつれて「もう正月か」て思いますし、また年々お正月がやってくるスピードが速くなってきているような感じがします。

37歳の自分でそう思うんだから、たとえば80歳の方が感じている年月経過の体感速度は超速いんでしょうね。

そうこうしているうちにあっという間に40、50、60歳になってしまいそうなので、毎日毎日を大切に過ごしていきたいと思います。

交感神経優位な状態が続くとさまざまな不調につながる

僕たちの身体は交感神経と副交感神経のバランスによって恒常性が保たれています。

活動する時は交感神経が優位になり、休息時には副交感神経が優位に働きます。

しかし季節の変わり目だったり、気圧の変化があったりする時に自律神経のバランスが崩れてしまうことがあり、そうなるとあらゆる不調につながります。

とくに交感神経が優位な状態が続くと血管が収縮して血行不良が起き、筋肉のコリや張りが強くなったり、また痛みを感じやすくなってしまうこともあるため、非常に厄介です。

交感神経が優位になると痛みの閾値が下がる

「痛みの閾値」とは痛みを感じるラインみたいなもので、痛みの閾値が高いと痛みを感じにくくなり、逆に痛みの閾値が低いと痛みを感じやすくなります。

交感神経が優位→痛みの閾値が低くなり、副交感神経が優位→痛みの閾値が高くなる傾向があります。

したがって、交感神経優位から副交感神経優位な状態にもっていければ、痛みの緩和につながります。

また身体が冷えると交感神経が優位になり、温めると副交感神経が優位になるため、炎症性の疾患などは別として、積極的に身体を温めてあげることで痛みが改善していくケースが多いです。

冷えて血行不良になる→筋肉が固まる→交感神経が優位になる→また筋肉が固まりさらに血行不良になる、といった悪循環となってしまい、ますます症状をこじらせてしまうことも多々あります。

忙しい人ほど交感神経が優位になりやすい

施術をしていて、交感神経が優位になっているなーと感じられる人の共通点として、ストレスフルにすごく忙しく日々を送っているということがあげられます。

お話を聞いてみると、あまり休めていなかったり、毎日の業務が慌しく、また仕事中ずっと気を張ってる、プレッシャーを常に感じながら日々をこなしているなどなど、そりゃ交感神経優位になりっぱなしで自律神経系のバランス崩れますよっていう人たちが非常に多いです。

交感神経優位な状態が続くと、いざ休息、睡眠という時もうまく副交感神経優位に切り替えられずに寝て朝起きてもまったく疲れが取れてない、寝た気がしない、あるいは寝つけない、眠りが浅くすぐ目が覚めてしまうなどの症状にもつながりやすくなります。

そうなると身体は疲弊し、またさらに自律神経系も働かなくなる状況になってしまいます。

忙しいと身体のケアは後回しにしがちですが、散歩する、軽く体操や筋トレしてみる、お風呂につかるなどなど、忙しい人ほど短時間でいいので積極的にやってみると交感神経と副交感神経のバランスが整い、さまざまな痛みや不調の解放につながっていくと思います。

これから年末に向かうにつれ、またさらに忙しくなってしまうという人も多いのではないでしょうか。

慌ただしい日々を健康に過ごすためにも、休みの日には日光を浴びながら散歩をしたり、ラジオ体操したり、湯船にゆっくり浸かって忙しい毎日を一旦リセットさせて、交感神経をゆっくり休ませてあげてくださいね。

きっとあなたのつらい痛みや不調の改善にもつながっていくと思います。

 

山梨県甲府市の整骨・整体 くぼた整骨院