2019年5月20日(月)まで春の交通安全運動実施期間です
最近、新聞やテレビを見ていると、ブレーキとアクセルを踏み間違えて人を次々にはねてしまったり、子供の列に車が突っ込んだり、高速道路を逆走したりと、交通事故関連のニュースが後を絶ちません。
小さな子供が犠牲になったり、命を落としてしまうような重大な交通事故を見聞きすると、本当にいたたまれない気持ちになるのと同時に、自分自身もそういった交通事故の被害者にも加害者にもならないように気をつけなければと本当に思います。
4月以降に増える子どもの交通事故
4月は新年度になり、入学や進級を迎える小学生の歩行中及び自転車乗車中の交通事故が増加する傾向にあるそうです。
暖かくなってきたことで子ども達が外で遊ぶ機会が増え、行動範囲もぐっと広がるために交通事故にも遭遇する機会が増えることが要因としてあるようです。
また子どもの交通事故で多いのは、①道路横断中②自宅付近③夕方の時間帯④自転車の事故⑤男子児童などが挙げられます。
自転車では交差点での安全確認が不十分なことや、一時停止しなかったことが原因での交通事故が多く、また歩行中では飛び出しが原因になることが多いそうです。
高齢者の交通事故件数は多い?
最近、とくに目にするのが高齢者による交通事故ですが、実は件数としてはとくに高齢者が多いというわけではないのです。
平成30年中における年代別運転者で、もっとも交通事故発生件数が多いのは第1位が10代、第2位が20代、そして第3位が80代となっているのですが、第2位の20代と第3位の80代に大きく差をつけて圧倒的に10代の運転者による交通事故が多いんです。
高齢者の交通事故の特徴
高齢者による交通事故件数は、全体でみれば多いわけではないですが、重大な死亡事故につながるケースが非常に多いんです。
運転中の交通事故
高齢になると、やはり身体的な変化が車の運転に影響します。
視力、判断力、反射神経の低下などが重大な交通事故につながるケースが多いのが現状です。
また、重大な交通事故の原因でもっとも多いのが「ブレーキとアクセルの踏み間違え」によるものであり、自分は大丈夫とは過信せずに車の運転をする際は常に注意が必要です。
歩行中の交通事故
高齢者が歩行中に車にはねられてしまう交通事故も非常に多く発生しているそうです。
信号の表示を見落として横断歩道を渡ってしまったり、あるいは信号が変わるまでに横断歩道を渡りきれずに交差点に進入してきた車と衝突したりと、ここでもやはり身体的な変化が交通事故と非常に関係しているものと考えられます。
また、高齢者の歩行中の事故は自宅の近くで起こっていることが多いんです。
慣れている道だから大丈夫だと過信しないで、歩行中も常に周囲にも気を配りながら油断せず、意識をしながら歩くことを心がけることが交通事故に遭遇しないためには大切だといえます。
交通事故は誰にでも起こりうる
歩いていても、自転車に乗っていても、車を運転していても、交通事故に遭遇する可能性は誰にだってあります。
気をつけているから大丈夫、というわけにはいきません。
くぼた整骨院でも交通事故に遭われて通院されているみなさまにお話を聞いてみると、車を運転中に信号待ちをしていて後ろから突っ込まれたとか、車で峠道を走っていたら急カーブで対向車線をはみ出してきた車と衝突したとか、自転車で走行中に車に後ろから突っ込まれてそのままひき逃げされたなどなど、そういったお話を非常にたくさん伺います。
相手があることなので、自分がいくら気をつけていたからといって、交通事故に遭わないなんてことは絶対に言えません。
だからこそ、とくに車を運転している人は自分の運転が重大な交通事故を引き起こしかねないという自覚をしっかり持つことが、交通事故を未然に防ぐために大切なのだと思います。
ひとりひとりのちょっとした心がけが悲惨な交通事故撲滅につながり、ひいては交通事故で苦しむ人たちを生まずにすむのではないでしょうか。