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『交通事故とむちうち症状』

交通事故後に起こるむちうち症

みなさん、「むちうち症」って聞いたことありますか?

その言葉の通り、身体が鞭(むち)のようにしなるような衝撃を受けることによって引き起こされる症状のことを総称して「むちうち」といいます。

交通事故などの急な衝撃で首(身体)が鞭を打つようにしなり、頭が勢いよく揺さぶられることで首に大きな負担がかかり、首およびその周辺、さらには全身性に不調が出てくる。

これがいわゆる「むちうち症」です。

むちうち症による主な症状

交通事故などの衝撃によってむちうち症になると、具体的にはどのような症状が現れるのでしょうか?

首・肩・背中・腰の痛み、頭痛、めまい、耳鳴り、しびれ、嘔気、倦怠感、脱力感、自律神経失調症 etc…

むちうち症=上記のような症状が現れる可能性があるため、むちうち症はけっして侮ってはいけない症状の1つでもあります。

なかには交通事故のむちうち症がきっかけとなって鬱(うつ)病 にまで発展してしまうこともあるんです。

交通事故によるむちうち症状のしくみとその対処法

①炎症

交通事故などの非日常的な強い衝撃が身体に加わると、首や背中、腰の筋肉や骨・関節に損傷が起こり、損傷箇所に炎症が起きてしまうことがあります。

衝撃度合いによっては脊椎の骨折を伴うほどの重大な損傷につながることもあるため、交通事故などの大きな外力を受けた場合はレントゲンなどで骨の状態を確認しておくことも大切です。

炎症による痛みが強い場合は、まずこの炎症を鎮めるケアが必要になります。

直接的に患部への手技を行うと、炎症がひどくなる場合があるため、くぼた整骨院では脊椎・骨盤矯正によって遠隔からアプローチを行なったり、あるいは炎症期の患部にも安全かつ効果的なケアが可能なHi-voltage &微弱電流、超音波等の物理療法を用いてまずは炎症を抑える施術を行っていきます。

②筋・筋膜および関節の硬縮

人や動物は身体に大きな衝撃が加わると、反射的に身体を固める、いわば本能が備わっています。

これを防御反射といいます。

本来この反応は損傷から身体を守るためのものです。

損傷を受けると致命的になりかねない脳や内臓を守るために、筋・関節を一瞬にして固めることで危険を回避しているのですが、これっていわば「奥義」みたいなものでこの奥義を発動すると外力が強ければ強いほどガチガチに固めた筋・関節がもとの柔軟性を取り戻すのに時間がかかってしまうのです。

筋・筋膜、関節の硬縮が起きると血液の流れも悪くなります。

とくにむちうち症では頚椎〜胸椎の各関節、その近傍の筋・筋膜に緊張が起こりやすく、この周辺には自律神経をつかさどる細胞が集まっているため、これらが血行不良&酸素不足に陥ることで自律神経の機能不全が引き起こされ(自律神経失調症)、頭痛、めまい、吐き気、胃腸障害、倦怠感、鬱(うつ)などの全身性の不調につながる恐れが高いため、むちうち症は早期のケアが非常に大切になってきます。

筋・筋膜、関節の硬縮に対するケアとしては、表層部だけではなく深部でも硬縮している筋・筋膜のリリースを行い、身体本来の柔軟性を取り戻すことで血液やリンパ液などの体液循環を促進していきます。

③骨盤・脊椎のゆがみ

交通事故のような大きな衝撃を受けると、前述したように筋・筋膜、関節の硬縮が起きてしまうのと同時に、骨盤や背骨の関節がゆがみながら固まってしまうことが非常に多いです。

軽いゆがみであれば、筋・筋膜のリリースなどの調整だけでも自然に解消されていくのですが、ゆがみ方がひどい場合は骨盤矯正や脊椎の矯正が必要です。

といっても、くぼた整骨院ではボキボキバキバキする骨盤矯正、脊椎矯正は行いません。

安全かつ効果的な手法で矯正を行うため、子どもからご年配の方までどなたでも受けていただくことが可能です。

骨盤矯正、脊椎矯正によって身体全体のバランスを整えることで、身体に本来備わっている自然治癒力を最大限に高めていき、症状の早期解消を目指します。

お盆期間中も交通事故に要注意

もうすでにお盆休みに入っている方も多いのではないでしょうか。

くぼた整骨院も本日8月11日(日)〜15日(木)まだお休みさせていただきます。

患者さんたちにいろいろ聞いてみると、今年のお盆休みは長い人で9連休という方もけっこういらっしゃいました😱

長いお休みに帰省をしたり遊びに出かけたりで車で遠出する機会が増えると、思わぬ交通事故に遭遇してしまう機会も増えるかもしれません。

上記のように交通事故でむちうち症になってしまうと、本当にさまざまな症状でつらい思いをすることにもなりかねませんので、車を運転する際はくれぐれも安全運転を心がけて思わぬ交通事故に遭遇しないようにしていきたいですね。