Nさん85歳女性。
昨年の12月初旬に、足が思うように動かないとのことで来院されました。
Nさんは民舞(踊り)を長年やっており、練習も週2回行うなどしているのですが、足がつらく、踊っていられないそうで、また座位から立ち上がって歩こうとしても一歩目が出にくく、家事などで立っていても次第に足がしんどくなってしまうそうです。
詳しくお話を聞いてみると、けっして痛いとかしびれがあるというわけではないらしいのですが、とくに膝から下(スネのほうもふくらはぎも)がとにかくつらい、しんどいということで、足を見てみると、むくみと筋緊張が強く、見るからに血色もあまり良くなく、そして触診してみても明らかに冷えている様子が手に伝わってきました。
「足が冷えてるっていう実感はある?」との問いにも、「足の冷えはすごく感じる」とのことでした。
「うちは寒いんだよね」とNさん。
また、踊りの稽古も寒い体育館で行うため、踊っていても足元からどんどん冷えてくるのがわかるそうです。
ということで、身体の巡りを良くするようにケアを行い、お家でも温めるようにしてもらって、徐々に足の症状も改善傾向にあったのですが、12月半ばくらいに「ちょっと風邪っぽいからしばらくお休みします」という電話がNさんからあり、その後の来院もなかったので、足も良くなったのかな?と勝手に考えておりました。
しかし、今年になってNさんから「明日行きたいんだけど」という電話があり、翌日来院されたのですが、なんでも風邪が良くなったと思ったら今度は胃の調子が徐々におかしくなり、昨年末に寝ていても胃(みぞおち付近)のあたりがどうにも気持ちが悪く、夜寝ていられなくなり、救急車で救急病院に行ったとのことでした。
検査をしても問題はなく、その日は点滴をしてもらって寝られたそうですが、帰宅後もとくに夜横になるとやはり胃のあたりが気持ちが悪くて寝返りばっかり打っていて寝ていられないということで、あらためてかかりつけの病院で検査を行うもとくに異常は見つかりませんでした。
吐き気や下痢、便秘などの症状はなく、またけっして胃が痛いわけではなく、なにしろ「気持ちが悪い」そうで、食欲はあまりなく、がんばって食べられるだけ食べているんだそうです。
実際にお腹を触診してみようと思ったところ、「コルセットしてる」と言って、コルセットを外し始めたのですが、ここ最近とくに背中が丸まってきて、いい姿勢を保つのがしんどくて、コルセットを巻いていると背筋が伸びるような感じがするので一日中ずっとコルセットしているとのことでした。
コルセットを巻くと腹圧が高まるので、たしかに背筋は伸びやすくなりますが、腹部は常に締め付けられている状態になるため、それが長時間に及べば胃や腸など内臓への血行不良が起きてしまっても不思議ではありません。
もしかしたらコルセットが胃の気持ち悪さの原因の一つになっているかもしれないということをお話して、しばらくはコルセットはしないでいるようにお伝えしました。
窪田「それと、普段はNさんどんなもので水分補給するの?」
Nさん「水を飲んでる」
窪田「白湯とか?」
Nさん「いいえ、水。」
Nさん「あとコーヒー好きで飲んでる。」
Nさん「それと、毎朝ザクロ酢の牛乳割り。」
窪田「あったかくして?」
Nさん「冷たいの。」
😱😱😱
コーヒーにしても冷たいザクロ酢牛乳割りにしても、胃が調子悪い時に飲んでたらかえって症状を悪化させてしまうことになりかねません。
実は僕もお腹が強いほうではなく、冷たい物や辛いものなどを摂りすぎるとお腹が痛くなったりゆるくなったりします。
そんな時は腹巻を巻いたり、胃や下腹部にカイロを貼ったり、あるいは積極的に温かい食べ物や飲み物を摂るなどします。
そんな感じで内側からも外側からも積極的に胃腸を温めると、それだけでだいぶお腹の調子が良くなります。
ということも、あらためてお伝えしました。
そして、今回のNさんの不調は、加齢だったり冷えだったり、またその他何らかの要因によって自然治癒力や自己治癒力が働かない、働けない、もしくは負けてしまっているから、不調が治らない、かえってさまざまな不調となって現れてきたのだと思います。
実はNさんには施術だけでなく、1ヶ月毎日1時間吸い放題のフリーパスで水素吸引もやっていただいています。
Nさんの主訴は足や胃の不調ですが、それ以外にも身体全体が重い、だるい、なんだかけったるいといったこともおっしゃっていました。
もともと人間には自然治癒力、自己治癒力といった素晴らしいシステムが備わっていて、ちょっとしたケガや身体の不調などがあっても、自然と良くなってしまうなんてことはよくあることです。
しかし、何らかの原因によって自然治癒力がうまく働かない、働けない状態に陥ってしまうとケガの治りが悪かったり、不調が続いてしまったり、あるいは症状がひどくなる、さらには身体の別の場所にも新たな症状が出てくるなど、まさに負のループとなってますます治らないといったことになってしまうなんてことも、けっして稀なことではないと思います。
水素吸引については、『水素吸引』や「水素吸引の記事一覧」をお読みいただければと思います。
簡単に言うと、水素は身体の中で増えすぎると不調や病気、疲労の原因となる活性酸素を水にして体外に排出してくれたり、抗炎症作用、副交感神経促進作用などがあります。
そして、水素は細胞に元気を与えてくれます💪
まったく医学的な説明になってないですが😅、人間の身体には約37兆個の細胞があると言われており、それらの各細胞たちが元気になるということは自分自身が元気になるということです。
水素は人間の持つ自然治癒力を最大限に高めてくれ、本来の働きを取り戻すお手伝いをしてくれます。
Nさんは水素を吸い始めて約2週間ほどで、明らかに状態は上向いてきており、以前のような不調もなくなってきました。
そして、側から見ていても元気になってきているのがわかり、Nさん自身も調子が良くなってきているとおっしゃっています。
しかしまだ全快ではないので、これからまた完全復活に向けて引き続き施術&水素吸引等にて、サポートさせていただきます。
ということで、2月に入り、これからますます寒さが厳しくなることが予想されますので、みなさんも積極的に温活するなどして冷えからくる不調などにはくれぐれもお気をつけいただき、もしも長引く不調等ありましたら、お気軽にご相談くださいませ。
ちなみに、冷えると膀胱炎になりやすい我が家のあずきもしっかり防寒対策しています。
安心してください♪
穿いてますよ🩲
山梨県甲府市の整骨・整体 くぼた整骨院