誰でも多かれ少なかれどこかが痛い、ケガした、不調になった等々の経験はあると思います。
僕も今までいろんな痛みや不調を経験してきました。
特にサッカーをやっていた頃は、どちらかというとケガが多かったほうだと思います。
足首の捻挫、股関節痛、腰痛などなど、あらためて思い返してみるといろいろな痛みや不調を経験してきたなと思います。
どこか痛めると、整骨院で施術を受けてから練習へ向かうということも多かったです。
小学生からサッカーを始め、中学、高校と進むにつれてケガに悩まされることが多くなりました。
とくに辛かったのが「腰痛」。
練習を休んで整骨院等で施術を受けて、少し良くなってまた練習して再発して、の繰り返しだったような感じでしたね。
試合に出ても思うようにプレーもできず、フラストレーションたまるし、ミスるから先輩からも怒られるし…。
こうなると、楽しかったサッカーがあまり楽しくなくなってきて、どんどんとサッカー熱が冷めていってしまったんですね。
で、結局は高校2年に上がる前くらいでサッカー部を辞めてしまいました。
その後は高校も普通科だったということもあり、大学に進学し、経済学部だったので卒業後はサラリーマンになったのですが、新卒で就職した会社もほんの数ヶ月で辞めてしまいました。
今考えてみると、何となく大学へ行き、何となく就職した結果だったのだから当たり前といえば当たり前なのだと思います。
このままだと、また何か仕事をするにしても、また嫌になって辞めてしまうかもしれないと思い、自分は何がしたいのか、どういう仕事が向いているのか、ということを本当に真剣に考えました。
その時に、そういえば昔いろいろなところを痛めて整骨院に通っていた時、「ありがとう」と言ってもらえてお金もいただける整骨院の仕事っていいなーと漠然と思っていたことを思い出し、またいろいろな痛みを経験して整骨院のありがたみもわかっているからこそ、自分に向いているのではないかと思い、この業界に入る決断をしました。
この業界に入ってからも、大変な時期やつらいことも多々ありましたが、今となってみればその経験も今の自分の礎となる大切な経験だったなとあらためて思います。
また、サッカーをしていた時、ケガが多くて思うようにサッカーができずにつらかったことも、もしかすると、その経験がなければこそ、整骨院を自分でやっていくなんてことはなかったかもしれません。
一見するとマイナスのことが、まわりまわって将来の自分にとってかけがえのない経験となりうる。
そんなことが、人生のなかで実はけっこう多いのかもしれないな、と思ったりします。
今、毎日たくさんの患者さんと向き合いながら、充実した日々を送ることができているということは本当にありがたいことだと実感します。
あのとき会社を辞めて、思い切って整骨院業界に飛び込んで、本当に良かったと思います。