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『檻の中のライオン講演会/憲法は誰が守るルール?』

3月31日、市民がつくる政治の会主催の講演会、「檻の中のライオン」にスタッフとして参加してきました。

市民がつくる政治の会=市政の会とは内海聡先生が代表を務める、文字通り「市民が市民目線で市民のための政治を作っていこう」という市民政治団体です。

現在の政治システムは特定の業界団体や組織などが特定の政治家に多額の献金を行うことで、自らのビジネスが有利になるような構造が作られてしまっているのが現状です。

要するに資金力のある大企業や外資などが政治家の大口スポンサーということです。

政治家は「国民のため、市民のため」と口では言っているかもしれませんが、彼らがやっているのはあくまでもスポンサー様のための政治であり、国民のためになんてことは微塵も考えてないように思います。

先進国のなかで(日本はすでに先進国と言えるかも微妙ですが)、ここ30年で平均所得が増えていないのは日本だけであり、反対に税金は上がり、最近では物価も上がり、2人に1人はガンになり、40歳以上の死因のトップはガンであり、医療費は戦後2000億円程度だったのが、今や45兆円を超えています。

そしてコロナ騒動以降、不登校の子どもは過去最多となり、30代以下の各年代における死因のトップは自殺です。

まさに石川啄木の「はたらけど、はたらけど、猶(なお)わが暮らし、楽にならざり、じっと手を見る」というような世の中になってしまっています。

世界的に見ても日本人は勤勉で真面目な国民性を有し、戦後の高度経済成長以降、「Japan as No.1」とか「ジャパンクオリティー」などと世界から評価され、日本の技術力の高さは世界に誇れるものだったと思います。

しかし最近においては円安が進み、海外からの観光客が増えるのはいいことかもしれませんが、日本の国土(不動産)が外資企業や外国人投資家、資産家たちに買われているのが現状であり、今後はさらにさまざまな分野、水道、林業、漁業などが外国の人たちに買収される可能性が非常に高いです。

そういえば最近、テレビや新聞は紅麹の話題で持ちきりですが、その裏で4月4日に「NTT法改正案」が閣議決定されました。

これまではNTT法では外国人等の議決権割合を、NTT持株の株式全体の1/3未満と定めていましたが、今回の閣議決定によってこれを撤廃することが決まりました。

政府は改正の理由に、国防費を捻出するためみたいなことを言ってますが、通信に関するインフラですからもしかしたら情報がダダ漏れになったり、有事の際に通信不能などといった不都合が起こるかもしれないリスクのほうが、はるかに国防的にやばいと思います。

今の政治家たちは日本を売ることしか考えておらず、今後は東京メトロの外資への売却、外資や外国人優遇政策、さらなる増税などなど、これからますます日本人は生活が苦しくなっていくことが予想されます。

そして、日本における最高法規である憲法の改正も次第に現実味を帯びつつあります。

今回のはんどう大樹先生の「檻の中のライオン」講演会を聞いて、僕自身これまで憲法について何も知らなかったことを痛感しました。

みなさんは、憲法は誰が守るルールだと思いますか?

①政治家や官僚、公務員

②国民

③みんな

正解は、

①政治家や官僚、公務員です。

「檻の中のライオン」とはライオンを権力、檻を憲法に見立てて、権力が(政治家に)濫用されないように憲法という枠組みで縛ることで、国民は権力に脅かされることなく個人的人権を有して自由に生きることができるというのを「檻の中のライオン」に例えて表現したものです。

しかし、現在は日本の最高法規である憲法を無視した政治家たちによる権力の行使が散見されているのが現状です。

言い換えると政治家たちによってライオンの檻が壊され、ライオンが自由に歩き回れる状況が今や日常となってしまっています。

本来は権力者から国民を守るための憲法が形骸化され、権力者の好き勝手にやりたい放題に振る舞われたらたまったもんじゃないです。

でもそれが現実に起きているのです。

なぜそんなことが罷り通るのか?

それは国民が政治に興味がないからです。

政治家たちは「国民はエンタメやスポーツにしか興味ないから何やってもOK♪」とか「熱り(ほとぼり)が覚めたら国民はバカだからすぐ忘れる♪」と思っているからです。

そして、国民が政治に無関心なうちに、我々(政治家)が何かした時に「憲法違反だ!」とか言われるのうざいから、政治家やそのスポンサーたちにより都合の良い内容に憲法も変えちゃおう♪と思っているのです。

要するに舐められてるってことですね。

しかし、こんな世の中になったのも、内海先生に言わせれば、国民の無関心が招いた結果であり、自分たちの生活を良くしようと思うのであれば、国民一人ひとりが政治に興味関心を持ち、国民が政治家を監視していく、そして積極的に政治に参加していかなければならないということです。

僕自身まだまだ勉強不足ですが、今年は内海先生関連の政治的なことに関わることが多くなると思います。

憲法のことも含めて、政治のこと、時事問題など、これからまた地道に学んでいきたいと思います。

山梨県甲府市の整骨・整体 くぼた整骨院