日頃、「酸素カプセルと水素吸引ではどちらのほうがいいですか？」とか、「どちらがおすすめですか？」ということを度々質問されます。
患者さんに説明する時は、人によって「酸素カプセルに入った後は身体が軽く感じた」とか、「呼吸が楽になった」という体感を得られる人もいれば、「酸素カプセル入っても身体への変化はよくわからんけど、水素吸引したら疲れが取れた感じがした」とか、「水素吸引より酸素カプセルのほうが合ってる気がする」など、要するに人によって体感も異なるため、とくに大きな問題（症状）を抱える人でなく、あくまでも健康維持・増進の目的であれば、「できればどっちもやってみて、体感的に良かったと思うほうを優先してやってみたらいいと思います」的な話をします。
酸素カプセルも水素吸引も、疲労回復であったり、治癒促進、健康維持・増進作用などが期待できるのですが、正直なところ、どっちのほうがいいとか、優れているとかは一概には言えず、結局「どっちもいいよ！」てことなんですが、酸素カプセルと水素吸引は「健康」という目的に対するアプローチの仕方が両者で異なるということであり、酸素カプセルと水素吸引については、「酸素カプセルの記事一覧」や「水素吸引の記事一覧」をお読みいただければと思いますが、あらためて両者の健康に対するアプローチの仕方を簡単に説明してみたいと思います。
酸素カプセル
加圧下で酸素を取り込むことによって普段よりも多くの酸素摂取が可能となります。
酸素はヒトが生きるためのエネルギーを作る材料であり、酸素カプセルで気圧を高めた状態で、酸素を多く体内に取り込むことで、エネルギー産生を高め、エネルギーが豊富にあれば身体の細胞が元気になる＝僕らも元気でいられるということにつながります。
くぼた整骨院に導入している「オキシリウムメディカル1.5」は、カプセル内の気圧を最大1.5気圧まで高めることができるプロフェッショナルモデルです。
1.5気圧というのは、水深5メートルの水圧と同等の圧が身体全体にかかるということです。
身体に均等な圧がかかると身体の中の内圧は下がり、すると身体の中は血管収縮能が高まり、血流量もupします。
ちなみに、日常的に海に潜っている海女（あま）さんは、平均で血管年齢が11歳も若いというデータもあるのですが、僕がよく患者さんに「湯船につかってくださいね」とお伝えするのも、単純に温まるというのもそうなんですが、湯船につかり、水圧が身体にかかることで、上記のような効果が得られるからというのが一番の理由です。
そして、ケガをしたり、病気をしたり、あるいは疲労困憊な時というのは、その患部を治す、修復するため、疲弊した細胞に多くのエネルギーを供給するために多くの酸素を必要とします。
したがって酸素カプセルに入り、多くの酸素を取り込むことで、上記のような効果が期待できるということです。
水素吸引
前述したように、僕らは酸素を吸ってエネルギーを作り出すことで、生きていくことができているわけなんですが、酸素をもとにしてエネルギーを作る際の、言わば燃えかすのような形で活性酸素というものが発生します。
活性酸素もまた、生きる上でなくてはならない反面、増えすぎると身体の細胞やDNAを傷つけ、病気や不調、慢性疲労などの原因になってしまいます。
そして現代においては、土壌や水、大気などの環境汚染や農薬や添加物の問題、電磁波や放射能の問題など、多くの影響によって活性酸素が増え過ぎてしまう傾向にあり、したがって日常的に水素を取り込むということを意識的に行うことで、健康維持・増進につながります。
水素は活性酸素の中でも最悪なヒドロキシラジカルと選択的に結合して、瞬時に水にして無毒化します。
H（水素）＋OH・（ヒドロキシラジカル）＝H2O（水）
また、水素には炎症を抑えてくれる作用や副交感神経を高めてくれる作用もあり、何よりも僕たちの持つ自然治癒力を最大限に高めてくれます。
ということで、今回のブログでは、みなさまからよく聞かれる酸素カプセルと水素吸引のアプローチの違いについて書いてみました。
が、やはり「百聞は一見にしかず」と言いますし、ものは試しでできれば前述したように両方を体感していただいて、「なんかいいかも」と感じたほうが、もしかしたら今の自分には合っていると判断するのがいいかもしれません。
来週から7月に入り、猛暑もますます厳しくなることが予想されます。
暑さによる夏バテや、クーラーでの冷えや寒暖差による自律神経系の不調などもこれからとくに注意が必要です。
これから迎える真夏を不調なく乗り切るために、酸素カプセルや水素吸引もみなさまの健康維持・増進にお役立ていただけると幸いです。
山梨県甲府市の整骨・整体 くぼた整骨院
