055-234-5455

『深呼吸で自律神経を整える』

早いものでもう5月ですね。

ゴールデンウィーク真っ只中ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

今年も長い人では11連休なんて話もちらほら聞きますが、休みが終わりになる頃にはきっと絶望的な気持ちになりながら仕事に復帰するなんていう人も多いのではないでしょうか。

ゴールデンウィーク明けは、だいたいきまって忙しいことが多いような気がします。

やはり長い休みで遠出をしたり、家でゆっくりしすぎたりするなど、普段とは生活リズムが変わることで自律神経のバランスも変化して、それが心身に影響を与えることでさまざまな不調や不具合といった問題が生じてしまう人が多くなるといったことも理由の一つかと思います。

したがって長い連休中であっても、毎日夜更かしして翌日起きるのはきまって昼過ぎとか、毎日暴飲暴食しまくるなど、羽目を外しすぎることなく、ある程度は普段の生活リズムを維持していくことが大切なことと思いますが、わかっちゃいるけどやめられないのが人間という生き物なので、たぶん今年もゴールデンウィーク明けは忙しくなるんだろうなと思いながらこのブログを書いているわけなんですが、先日施術中に呼吸と自律神経の関係について、僧侶のCさんが興味深い話をしてくれました。

Cさんは僕の一つ上で、小中高と同じ学校の先輩でもあるのですが、Cさんは僧侶でありながら雅楽や舞楽(雅楽に合わせて行う舞)をやっていて、時には皇室の方々に披露することもあるそうです。

Cさんは、側から見ると常に落ち着いていて、穏やかで優しい雰囲気のある、まさしく「ザ・僧侶」みたいな感じの方なので、Cさんのようなお方でも緊張とかするのかな?と思い、ちょっと聞いてみたのですが、するとCさんは「普通に緊張しますよ」と笑顔で答えてくれました。

ただ、そういった緊張するような場面に遭遇した時は、ざっくり言うと深呼吸を行うことで、気持ちを落ち着かせることができるというお話を教えてくださいました。

なるほどたしかに、僕も交感神経が優位になりすぎているような人には、1日の中で単純にゆっくり深呼吸を10回くらい繰り返すことを習慣化してみると、バリバリに優位だった交感神経が鎮まり、反対に副交感神経が優位になり、いわゆる自律神経のバランスが整いやすくなることで、たとえば肩こりとか頭痛とか、その他自律神経系の不調からくる不具合も解消されやすくなるといった話を患者さんによくします。

Cさんの宗派は禅宗ではないのですが、深呼吸と坐禅は通ずる部分があり、坐禅は幸せホルモンなどとも言われている、脳内のセロトニン活性を高めることで心身をリラックスさせ、集中力の強化やストレス軽減にも効果があるとされており、密接にはちゃんとしたやり方があるそうなんですが、ただ深呼吸を行うだけでも、坐禅を行うのと同じような効果が得られるので、そういった緊張する場面などで深呼吸をすることは非常にいいですよ♪とCさんはおっしゃっていました。

実際に心臓がドキドキするような時でも、呼吸することに意識を集中しながら深呼吸を少し繰り返すうちに、緊張感が和らぎ、気持ちも徐々に落ち着いてきて平常心が戻ってくるそうです。

したがって、前述したように交感神経が優位になりすぎていたり、自律神経のバランスが崩れることによって起こる、心身におけるさまざまな不調や不具合を予防・解消するためにも、深呼吸を普段から習慣化することはとても大切なことかと思います。

ただ深呼吸するだけなので、お金は一切かかりませんし、運動や筋トレみたいにしんどいようなこともなく、誰でもできるので、みなさんもぜひ生活の中に深呼吸する習慣を取り入れていただき、日頃から自分で自律神経を整えるといった意識を持っていただけると幸いです。

それと、今年のゴールデンウィークは、

3日(土)憲法記念日→通常営業
5日(月)こどもの日→休み
6日(火)振替休日 →通常営業

と、くぼた整骨院は祝日でも営業している日がありますので、仕事が再開する前に心身を整えにいらっしゃっていただければと思います。

山梨県甲府市の整骨・整体 くぼた整骨院