暦の上では春はもうすぐそこです
今日は2月2日。
今シーズンは記録的な暖冬らしく、全国的に見ても雪が少なかったり、氷が張らなかったりで、スキー場や、その周辺のホテルや旅館の人たち、あるいは天然氷を作っている人などなど、寒い冬があるから成り立つお仕事をなさっている方が大変だというニュースをたびたび見聞きします。
僕なんかは寒いのが苦手なので、暖冬でありがたいとかって単純に思っていたのですが、「冬」を生業にしている人たちにとっては死活問題ですよね。
暖冬よっしゃーとか言ってた自分が情けないです😅
で、明日2月3日は節分であさって2月4日は立春です。
早いもので、暦の上ではもう春になります。
そうです。
春はもうすぐそこまで来ています。
東洋思想的な考え方
昔の人は、万物にはすべて法則があると考えました。
東洋思想的な考え方に陰陽論(いんようろん)っていうのがあります。
これは、あらゆる事象やものごと、物質は陰と陽で成り立っているという考え方です。
春夏秋冬とか、夜が明けて昼になり、また日が暮れて夜になるとか、空が曇ってきて雨が降り、雨がやんで雲が取れて晴れてくるといったことがらも、すべて陰と陽が循環することで成り立っているのです。
太極陰陽図 ↑
夏(陽) → 冬(陰)、昼 (陽)→ 夜(陰)、晴れ(陽) → 雨(陰)という感じです。
そしてこの陰陽論の考え方のなかに、「陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる」という言葉があります。
陽の気が強くなり、これ以上強くなれない状態になると、そのなかに陰の気が生まれる。
また陰の気が徐々に強くなり、極まると、そのなかからまた陽の気が生まれる。
物事はそのように、陰 → 陽 → 陰 → 陽と循環していくのだという考え方です。
人間も例外ではありません。
人間にはバイオリズムがあります。
簡単に言うと「良い時」と「悪い時」。
身体の調子もそうですし、人間関係でも仕事においても必ず良い時もあれば悪い時もあると思います。
順調に物事が進んでいる時は、あまりいろいろなことを考えることも、もしかしたら少ないかもしれませんが、反対に物事がうまく進んでいない時、あるいは身体の不調や痛みがある時って当たり前ですが心配したり、悩んだりします。
それも悪いことが長期間にわたって続いたり、または悪いことが重なったりすると、どうしたって凹むしつらいし、なんでこうなるんだろうと、もうどうしようもなくなるくらい精神的にまいってしまいますよね。
ですが、あまり適当なことは言えませんが、「陰極まれば陽に転ず」というように、ある時を境にものごとが好転していくことってあると思うんです。
今しんどくてつらくても、それにはかならず終わりがあるし、このしんどくてつらい時期が過ぎればかならず楽しく、穏やかな日々が来るんだって、きれいごとだと言われてしまうかもしれないけれど、僕は真剣にそう信じています。
一陽来復
みなさん「一陽来復」って知っていますか。
「いちようらいふく」と読みます。
実はこの記事のサムネイル画像の「一陽来復」は、書道の先生を志しているMくんにお願いして書いてもらったもので、くぼた整骨院の待合室に飾っているものです。
「一陽来復」とは本来、「厳しい冬が終われば温かい春がかならず来る」という意味の言葉なのですが、これが転じて「悪いことが続いてもいつかは終わりが来て今度はかならず良いことが訪れる」という意味の言葉です。
今、つらくてしんどくても、いつかかならず苦労が報われる日が来ると思います。
きれいごとと言われても、根拠ないと言われても、それでも信じていきたいですね。
それが生きていくうえでの活力となると思うので。
もういちど。
今日は2月2日で明日は2月3日節分。
そしてあさって2月4日は立春、暦の上では春です。
春はもうすぐそこまで来ています。
山梨県甲府市の整骨・整体 くぼた整骨院