みなさんは「バーストラウマ」という言葉をご存知でしょうか?
バーストラウマという言葉には、母親が妊娠中あるいは分娩時に受けた心的外傷という意味もありますが、ここでは赤ちゃんが母親の胎内や分娩時に受けた心的外傷にフォーカスして話を進めていきます。
望まない妊娠、母胎にいる時に受けるストレス、逆子、分娩時における帝王切開、へその緒が巻き付く、新生児仮死などが、バーストラウマを抱える要因になると言われています。
しかし、自分がお母さんのお腹の中にいる時や産まれる時に、上記のような事柄があったということを覚えている人なんて、まずいないと思います。
人によっては生まれてからそういったことがあったよと、母親や家族に聞かされて知っている人もいるとは思いますが、反対にまったく知らされないまま大人になっているという人も多いのではないでしょうか。
バーストラウマは、表層心理や顕在意識下で本人が自覚しているものではなく、母胎にいる時や分娩時に受けたストレスや恐怖心などの心的外傷が、深層心理や潜在意識に刻まれた記憶であり、実はバーストラウマが生きづらさの原因となっていたり、抱えている問題の原因の一つになっているということも少なくありません。
子どもの脳は受精した瞬間から作られ始め、受精7週では感覚神経(触覚)も出来始めるそうです。
母親のお腹に宿った小さな命は、外部環境の影響を大きく受けながら成長していきます。
母親の様子はもちろん、父親のことや家族関係、家庭内の雰囲気にいたるまで、胎児は母親のお腹の中で様々な様子を感じ取りながらずっと観察しているわけなんですが、これらがバーストラウマの形成に大きく影響します。
たとえば望まない妊娠だったり、両親が不仲でケンカばかりしていたり、あるいは母親が父親からDVを受けているようなケースがあるとします。
すると赤ちゃんは、両親がケンカばかりしていたり、お母さんがお父さんに殴られているのは「自分のせいなんだ」「自分が悪いんだ」と自己嫌悪し、ひいては「自分は存在してはいけないのだ」「生まれてはいけないのだ」という自己否定の精神性が形成されます。
また、自分がお母さんの胎内にいる時、すでに生まれている兄(姉)が不慮の事故や病気で亡くなってしまった場合、けっしてそんなことはないのですが、これもやはり自分のせいで兄(姉)は死んでしまったというバーストラウマを抱える要因になりえます。
そして、自分がお母さんの胎内に宿る前に、兄(姉)が流産や堕胎、死産となっていたりというケースも、精神構造分析法においてはバーストラウマの形成に大きく関係すると考えます。
精神構造分析法については、◯精神構造分析法や◯精神構造分析法の記事一覧をお読みいただけると幸いです。
上記はほんの一例に過ぎませんが、母が父から暴力を振るわれたり、兄(姉)が死んだのは自分のせい、自分が悪いんだという潜在的罪悪感は、自分も母や兄(姉)と同じような苦しみを味わわなければいけないといった精神性を生み、あるいは暴力を振るわれている母や死んでしまった兄(姉)がかわいそうだから、自分も母や兄(姉)の悲しみや痛みを分かち合うことで、彼らの苦しみを軽くしてあげたいという同情心にも繋がっていきます。
これらは苦痛の共有といい、無自覚の精神性として深層心理に植え付けられ、抱える問題の一因となります。
冒頭に書いた、逆子やへその緒の巻きつき、分娩時における帝王切開や新生児仮死もまた、やはり自分は本来生まれてくることができなかった存在なのではないか、生まれてはいけなかったのではないかという精神性の形成に繋がります。
無自覚の領域である深層心理や潜在意識に形成された潜在的罪悪感や同情心、苦痛の共有精神は、周波数のフラクタル性に基づいて、やがては転写行為や自罰行為となって同じような問題や病気、ケガなどを自らで引き寄せて再現してしまうこととなります。
また、母親や父親がアル中やヤク中、ギャンブル依存症、もしくは犯罪者や超絶クソヤローだった場合にも、ダメな親の遺伝子を受け継ぐ自分もまたダメな奴なんだ、ダメな自分は生きていてはいけないんだ、罰を受けなければいけないのだといった潜在的罪悪感や自罰行為といった精神性の形成に繋がります。
このようにバーストラウマとして深層心理や潜在意識に形成されるのは、潜在的罪悪感から生じる苦痛の共有や自罰行為の精神性などが挙げられますが、精神構造分析法においてはいわゆる心的外傷という意味合いだけでバーストラウマを捉えているわけではありません。
たとえば母親に暴力を振るっている父親に対する赤ちゃんの感情を考えた時、赤ちゃんは母親を殴る父親に怒りを覚えるかもしれません。
しかしその一方で、これは大人になってからの行動や結果からでしか判断することはできませんが、それとはまた別の二律背反した裏の感情をジレンマ的に深層心理に持つかもしれません。
要するに、殴っている父親と同じように、自分も殴りたい、何でも言うことを聞かせたい、自分の思い通りにしたいといった支配欲や強い自分を示したいといった自己顕示欲に繋がるかもしれないということです。
このように、バーストラウマは潜在的罪悪感を生み、苦痛の共有や自罰行為の精神性へと繋がるだけではなく、場合によっては支配欲や自己顕示欲といった精神性をも形成し、前述したように周波数のフラクタルの法則に則って母親や父親、あるいは兄(姉)を投影し、いわゆる転写行為として同じような出来事や問題を無自覚的に引き寄せて体現してしまうことに繋がっていきます。
また、バーストラウマは母親の胎内にいる時もしくは分娩時に深層心理や潜在意識に形成された様々な精神性ということになりますが、母親や父親、きょうだいなど、家庭内における周波数の影響を受けることで潜在的罪悪感や苦痛の共有、支配欲などといった精神性が形成されたことによって転写行為が行われるということは、『業(カルマ)や因縁を考察する〜一族の罪の伝承と因果応報〜/内海式精神構造分析法(内海式根本療法)』や『受け継がれる周波数と祖父の話vol.1』、『受け継がれる周波数と祖父の話vol.2』でも書いたように、家系が持つ周波数が子孫に受け継がれ、言い換えると先祖や一族における罪の伝承として転写行為を行うという、カルマの考え方とバーストラウマはとても近いのだということがわかります。
あなたが周囲の目をいつも気にしてしまうのも、「こうあるべき、ねばならない」といった気持ちが強いのも、マイナス思考で自分自身に自信がないのも、あるいはダメ男やダメ女とばかり出会ってしまうのも、不倫や浮気、病気やケガを繰り返してしまうのも、もしかしたらあなたが気づいていない深層心理に埋没しているバーストラウマによって自ら引き寄せて体現している結果なのかもしれません。
山梨県甲府市の整骨・整体 くぼた整骨院
