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『日常生活での思わぬ転倒事故にお気をつけください』

施術中、みなさんに「転ばないように気をつけてくださいね」と、とくにご年配の方にお声がけをよくしています。

が、思わぬことで転倒して腰や膝などをケガして来院する方が、かなりいらっしゃいます。

そして、やはりご年配の方が多い印象で、ひどいと骨折や脱臼など重症になってしまうケースも稀ではありません。

先日、トイレから立ち上がった時にバランスを崩して転倒し、尻餅をついて腰を痛めてしまったSさんは、すぐに病院に行ってレントゲン所見では幸い骨折はなかったものの、なかなか痛みが引かず、寝返りや起き上がり等もかなりつらい状態で来院されました。

レントゲン上で骨折が認められない場合でも、CTを撮ってみたらやっぱり骨折だったというケースもあるため、慎重に施術をしながらお身体を診ていきました。

腰椎の圧迫骨折の場合、立位や歩行はある程度痛みも伴わず行えても、寝返りや起き上がりといった動作で強い痛みが出てしまうといったことも少なくなく、したがってSさんももしかしたら圧迫骨折があるかもしれないということを念頭に、極力お身体に負担のない施術を心がけながら、痛みを和らげるケアを行っていきました。

Sさんは、初回施術から日を追うごとに症状も改善に向かっていったため、圧迫骨折ではなさそうでしたが、それでも昨日で4回目の施術を終えた段階で、来院当初よりは痛みも緩和し、日常生活動作も向上してはいるものの、それでもまだ万全とは言えないため、また良くなってきたと思っていたらまた転倒して再負傷なんてこともよくあることなので、Sさんには口すっぱく「転んばんようにね」とお伝えしています。

そして、Aさんもまた最近ご自宅の庭で空を見上げた時にバランスを崩して転倒してしまいました。

右手に杖を持ってはいたものの、不意に重心が少し変わったことで、もともと弱い左膝に荷重がかかりそうになったため、咄嗟に右足に重心を移動させた時に勢いあまって右側に倒れ込んでしまったそうです。

Aさんも幸いなことに、骨折などの大きなケガにはつながりませんでしたが、それでも右腰から右臀部、右足部を痛めてしまいました。

Aさんは転倒した翌日に来院し、最初は歩くのも施術ベッドで体勢を変えるのも大変そうな様子でしたが、昨日で負傷から4日ほど経ち、少しずつ状態も上向いてきているので一安心です。

SさんもAさんも「歳(とし)だねぇ」なんてことをおっしゃっていましたが、たしかに年齢とともに筋力や平衡感覚なども低下していることは否めず、やはり転倒などの不慮の事故を防ぐためには日頃から身体を動かしたり、筋トレなどして身体機能の衰えを防止し、また向上させていくことが、これからの健康寿命にも大きく関係してくることが予想されるため、お二人には「もう少し状態が良くなったら身体を鍛えていきましょうね」とも、お伝えしました。

そして、こないだの日曜日のこと。

いつものように風土記の丘へ、あずき&もなかの散歩に訪れたのですが、僕はもなかを連れて颯爽と散歩に出かけたのはいいものの、曲がり角を曲がった時に大きな秋田犬さんに遭遇したんですね。

僕ももなかも思わぬことで少々びっくりし、秋田犬さんもその飼い主さんもびっくりした様子で、するとまもなくもなかも秋田犬もお互いに「ワンワン!」と鳴き始めてしまったため、すぐさま方向転換して僕ともなかはまた颯爽と秋田犬さんとは別の方向へと走っていきました。

そして、やや下り坂の小道を走っていたところ、「あっ!」と思った時にはもう遅く、昨晩から明け方まで降っていた雨で濡れた地面に足を滑らせて大胆に転びました。

けっこうなスピードで走っていたので、転んだ衝撃も大きく、転んだ瞬間「骨折」の二文字が頭をよぎりましたが、咄嗟に横受け身を取れたようで、転んだまま手や足がちゃんと動きそうかとか、頭は打ってないかとか確認し、とりあえずは大丈夫そうでした。

と、そうは言うものの、長袖を着ていたのでまだ良かったのですが、それでも袖は擦り切れ、右肘から前腕部にかけて皮膚も擦り切れ、また右手の小指側のてのひらに傷を作ってしまい、次第に出血してきました。

立ち上がってみると右膝と右股関節あたりに痛みがあり、最初はびっこを引きながらもとりあえず歩けたので、たぶん膝の靭帯とか半月板とかも大丈夫そうだなとちょっと安心しました。

まあそれにしても久々に大胆にこけまして、当たり前ですが、転ぶとめちゃ痛いですね。

そして、最初は手首や肩、膝がめちゃ痛かったのですが、2日くらい経ってから今度はむちうちの症状がクビに出現し、しばらくは振り向いたり上を見上げるのが無理になりました。

ですが転倒後ちょうど1週間が経ち、おかげさまでいろいろな箇所の痛みや不具合もだいぶ改善されてきました。

先ほども書いたように、受け身が咄嗟に取れたことが幸いしたのだと思います。

これでもいちおう柔道初段なんですが、柔道を習っていた時に、投げるよりも投げられるほうが圧倒的に多かったことが、今回の思わぬ転倒にも役に立ったように思います😅

ということで、日常生活の中に思わぬ危険が潜んでおりますので、みなさまも不意な転倒などでお身体を痛めぬようくれぐれもお気をつけくださいませ。

山梨県甲府市の整骨・整体 くぼた整骨院