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『2024年もありがとうございました/治すのは自分自身vol.3〜対症療法と根本療法〜』

2024年もありがとうございました

12月30日をもって2024年中の営業をすべて終了しました。

そして本日12月31日は助っ人のみなさんにご協力いただき、くぼた整骨院の大掃除を行いました。

大晦日にもかかわらず、今年は5人の助っ人さんたちが駆けつけてくれました。

カーテンを洗濯したり、

壁&窓拭きをしたり、

エアコンや医療機器の洗浄など、普段なかなかできないことをみなさんにやっていただけて大変助かりました。

大掃除も無事に終わり、これで気持ちよく新年を迎えられそうです。

助っ人のみなさまありがとうございました♪

治すのは自分自身vol.3〜対症療法と根本療法〜

昨年の「NPO法人薬害研究センター認定セラピスト養成講座」に引き続き、今年も「内海聡社会学&生き残り講座」を受講し、内海式精神構造分析法(内海式根本療法)や内海先生の思想や考え方などを直接学ぶことで、健康とは何か?病気や症状とは何か?治療とは何か?などをあらためて考えるようになりました。

ものごとの「結果」には必ず「原因」があり、症状や病気などの問題が起こるというのは、なんらかの原因があるからです。

たとえば腰痛。

腰痛の症状を訴えて来院する人は症状別来院者数では当院でもっとも多く、すでに病院などで脊柱管狭窄症とかヘルニアとか、腰椎すべり症、腰椎分離症、腰椎椎間板症などと診断されている人も非常に多いです。

そして、上記のような診断名を持っている人たちは、「私の腰痛の原因は脊柱管狭窄症(ヘルニア、すべり症、分離症、椎間板症)だから」とお話しするわけなんですが、これらの診断名は結果であって原因ではありません。

要するに原因と結果を取り違えている人が非常に多いということです。

脊柱管狭窄症とは、椎体と椎弓の間にあって脊髄が通る脊柱管が狭くなってしまい、物理的に脊髄が圧迫などの障害を受けている病態です。

また、ヘルニアとはたとえばあんぱんを上下から挟んでぎゅっと潰すと中のあんこが外に飛び出るように、腰椎の椎体と椎体の間にあってクッションの役割をしている椎間板というゼリー上の髄核が外に飛び出して脊髄神経を圧迫して起こります。

繰り返しになりますが、あくまでも上記のような病態は結果であり、そうなってしまった原因は他にあるということです。

また、ぎっくり腰などで、筋肉や腱などの調整を行ったり、骨盤矯正を行うなどして症状が改善されたというケースにおいても、筋肉や腱、骨盤の不具合があるから痛みとして症状が出ていたというのはわかりますが、筋肉や腱、骨盤に不具合が生じたというのは、これも原因ではなく結果であり、したがってなぜそのような不具合が生じてしまうのかといったことを考えなければ、施術などで症状がおさまったとしても、根本の原因がなくなったわけではないため、また同じような不具合が起き、また痛むといったことが繰り返されてしまうことも非常に多いです。

実際にぎっくり腰を繰り返したり、また別の箇所のヘルニアが出てしまったりというのはよくある話だと思います。

『健康の一助に筋トレのすすめ』でも書いたように、筋肉(インナーマッスル)の機能不全や弱体化は多くの問題(症状)を引き起こします。

したがって筋肉(インナーマッスル)を鍛えて強くするということは、さまざまな問題(症状)の予防や改善につながっていくと思います。

また、当たり前ですが僕たちの身体は食べたものでできています。

日頃から食べているものが、自分の知らないうちにさまざまな痛みや不調を誘発しているなんていうことも、けっして少なくありません。

運動や筋トレをして身体を鍛えたり、食べものについて自分で勉強するなどして日頃からの食事を見直すということは、単に整体や鍼灸その他の代替療法を行ったり、クスリで症状を押さえ込むといった対症療法を漫然と行うというわけではなく、どちらかというと自らと向き合い、原因に目を向けているとも言えるかもしれません。

しかしながら、こういったことは健康の土台作りに過ぎず、本来であればでやってて当たり前のことであり、当たり前のことができていないからさまざまな問題が生じるというのも不思議なことではありません。

また、痛みや不調などは本人にとってみれば非常に不快であり、そういった症状はすぐに消したいという気持ちは誰にでもあるかと思います。

しかし、『症状とはなにか?』でも書きましたが、症状とはただ出ているというものではなく、自らの問題点を知らせてくれる言わばセンサーのようなものであり、したがって安易に症状を消すという対症療法は問題の本質を見ずに臭いものに蓋をする行為と同じであり、問題の根本的な解決には至らず、かえって問題がこじれたり症状が悪化することにもつながりかねません。

よく、「くぼた整骨院は患者さんのお手伝いをしているだけで、治すのは自分自身です」と、施術をしながら患者さんにお話しします。

また何かしらの症状が出た時、その症状が出る前(当日か前日くらい)に食べたものを覚えておいてください、というお話をすることがあります。

これは普段から何気なく食べているものが、実は身体にあっていなかったり身体が異物と認識して排除しようとすることによって出している症状であるということも非常に多いからです。

こういったことをなぜ患者さんにお話しするのかというと、僕が行う施術をはじめ、その他のメニューも、所詮は対症療法に過ぎないからです。

生じている問題を真の意味で解決するためには、なぜぎっくり腰になるのか?とか、なぜ今この症状が出ているのか?といった根本に目を向け、原因と向き合って原因を解消することがもっとも重要であり、やはりそれは患者さんご自身にしかできません。

これは、けっして対症療法は意味がないと言っているわけではありません。

当院に来院される患者さんは何かしらの症状があって、その症状を改善する目的でいらっしゃいますし、そのためにくぼた整骨院はあるわけで、辛い時は我慢せずお気軽にいらしてください♪て思います。

そして、そのようにしてみなさんが来てくれるからくぼた整骨院はやっていけてるわけで、そうじゃないと僕たちの生活は成り立たずご飯食べていけません😅

しかし、その症状を改善するために当院で行う施術や水素吸引、酸素カプセル、よもぎ蒸しはあくまでも対症療法でしかなく、またインナーマッスルを鍛えるJOYトレも、筋肉(インナーマッスル)の重要性を患者さんに自覚・認識していただき、基本的な筋肉がついてからは患者さんご自身で筋トレや運動を継続して行っていけるよう意識改革を促すための「とっかかり」にすぎません。

要するに、くぼた整骨院はみなさまの健康維持・増進のためのツールに過ぎず、あくまでも「自分の身体は自分で治す」ということを自覚して、その上でくぼた整骨院をうまく有効活用してください♪ということです。

来年も引き続き、くぼた整骨院ではみなさんの抱える痛みや不調を改善するお手伝いとして対症療法を行いながら、根本に目を向け、原因を考えることで、真の意味で患者さんご自身が問題を根本的に解決できるようなお手伝いもさせていただきます。

ということで、今年もあと数時間で終わり、また新たな年を迎えます。

今年はくぼた整骨院を開院して丸10年という節目の年でもありましたが、これまで無事に営業を続けてこられたのも、日頃からご愛顧くださるみなさまのおかげだと、あらためて実感します。

また、来年は内海先生関連の事業にも参加させていただくことになると思うので、詳細はまたブログでもお知らせしていきます。

それでは!

今年も一年どうもありがとうございました。

来年もまた宜しくお願いいたします🙇‍♂️

感謝🙏

山梨県甲府市の整骨・整体 くぼた整骨院