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『あずき&よもぎ&もなか日記vol.21/動物たちに見る寛容性と受容性』

我が家の愛犬パグのあずき♀、

来月で11才になります。

そして、愛猫ハチワレのよもぎ♀4才と、

愛犬トイプードルのもなか♂、先日9才になりました。

もなかが我が家にやってきて早くも2ヶ月半が経ちました。

もなかはもともとは他の飼い主さんがいたのですが、家庭の事情で飼うことが難しくなってしまい、うちでよかったらどうぞ♪ということで、窪田家の一員となりました。

ですが、もなかが来たばかりの頃は、トイレ問題や、また当たり前ですが猫のよもぎ🆚トイプーのもなかという感じで、お互いに「なんだ!お前💢」みたいな様子で、「ワンワン!」、「しゃーしゃー!」と両者譲らず、はたしてよもぎともなかはこの先わかり合える日が来るのだろうか?と少々心配にもなりましたが、2匹ともビビリで臆病な性格が幸いしてか、手を出したりといった攻撃性はまったくなく、取っ組み合いの喧嘩に発展することはなかったので、そのまま様子を見ておりました。

そのへんのことについては、『あずき&よもぎ&もなか日記vol.20/トイプードルのもなか』もお読みいただけると幸いです。

ですが、よくしたもんで徐々にもなかはよもぎを見てもワンワン吠えることもなくなり、よもぎもまた、もなかが近づいてきても「しゃーしゃー」言うこともなくなり、そのかわり「にゃあ」と言うだけになりました。

どういった意図で「にゃあ」と言っているのかわかりませんが、なんとなく、「しつこくしたらてめぇ猫パンチするからな」みたいな様子がして、もなかもまた、よもぎに「にゃあ」と言われると、「あ、はい💦」みたいな感じでよもぎから離れていきます。

よく患者さんから犬と猫たちは仲がいい?と聞かれるのですが、けっして仲がいいというわけではないかもしれませんが、かと言って仲が悪いというわけでもなく、ただそれぞれが我が道を行くといった感じで、干渉し合わないからこそ、ケンカもなく、穏やかな日々を平和に過ごすことができているのだと思います。

よもぎが我が家に来た時もそうでしたが、あずきはよもぎをちゃんと受け入れてくれ、

そして今回もあずき&よもぎもまた、いきなり来たもなかをちゃんと受け入れてくれました。

そして、いきなり連れてこられて、最初はそりゃあ「ここはどこだ?そして、お前たちは誰だ!」みたいな感じだったと思いますが、もなかももなかで、自分の境遇や、僕ら人間たちもあずき&よもぎのことも受け入れてくれ、ちゃんと順応してくれたおかげで、今はもう当初のような心配事はすっかりなくなっていきました。

ほんと「我が家の動物たちよありがとう」といった感じですが、それと同時に彼らから「寛容性」や「受容性」といったことの大切さをあらためて教わったように思います。

これらを辞書で引いてみると、

寛容性とは、「自身と異なる行動、信念、身体的能力、宗教、慣習などを持つ他者を受け入れること」

であり、

受容性とは、「物事や状況をそのまま受け入れる能力や態度のこと、他者の意見や価値観を認め、異なる考え方を持つ人とも円滑にコミュニケーションをとる姿勢を示す」

とあります。

まあ両者とも同じようなことを言っているわけなんですが、要するに金子みすゞさんの「みんな違ってみんないい」みたいな感じでしょうか。

しかしながら、今も昔も世界中で争い事が絶えず、また日常生活の中でもケンカやいさかい、あるいは誹謗中傷などが当たり前のように行われており、『正義を主張する人々』でも書きましたが、それぞれが自らが正しいと思うことを他者に押し付けようとしてマウントの取り合いをしている、なんてくだらないことばっかりやっているのが、人間というクソな生き物です。

我が家の動物たちを見ていると、誰から教わったわけではないのに、お互いとくに干渉するわけでもなく、ケンカするわけでもなく、ただただ自分の境遇や環境を受け入れて、自分とは違う他者の存在をちゃんと認めながらそれぞれがそれぞれを生きているように思います。

とくに文句を言うわけでもなく、「こういうもんか」と、まさに広い心で寛容的に物事や事柄を受け入れることができるといった精神性を有している動物たちのほうが、何かにつけて文句ばっかり言って自分の正義を主張して違う他者に対して排除しようとする人間よりも、よっぽど優れているように思います。

そんな我が家の長女、あずきさん。

なんか合成写真みたいですが、合成ではありません😅

そして、今日のよもぎ。

そして、今日のもなか。

みんなそれぞれにゴーイングマイウェイ的な我が道を行くスタイルで人生を謳歌して、いつかその日が来るまで元気に長生きしておくれ。

つづく。

山梨県甲府市の整骨・整体 くぼた整骨院