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『受け継がれる周波数と祖父の話vol.1』

僕は母方の祖父に会ったことがありません。

祖父は、母が生まれてまもなくして亡くなったと、子供の時に母から聞かされていたので、「ああそうか」と、あまり深くも考えずに今まで生きてきました。

ですが、一昨年に精神構造分析法を学び、自己分析をしようと家系図を作成するにあたり、母に祖父のことをあらためて聞いたところ、母には父の思い出といったものは皆無であり、祖母(母の母)もまた祖父について多くを語ることはなく、したがって祖父についての情報もそう多くはなく、しかしながらその中に自分にとって非常に重要な事実が含まれておりました。

具体的なことはここでは書きませんが、会ったことも話したことも、また顔も知らないけれども、祖父の周波数は確実に僕に受け継がれているというか、伝承されていて、だから昔から薬や薬害ということに興味を持ち、大学の卒論のテーマが大麻であったり、また必ずしも主訴がそれで来院しているわけではなくとも、日頃から鎮痛薬や睡眠薬、精神薬を服用している人たちのケアに携わっていて、そして薬害研究センター認定セラピストになろうとしているという理由の一つに、祖父の存在が大きく影響しているのではないかということがわかりました。

精神構造分析では、様々な問題の原因や自分自身の性格だったり、これまでの行動や結果は、すべて自らでは自覚や認識することのできない自分の内側にある深層心理に基づいて体現されており、それは自分が生まれてから形成されたものだけではなく、一族や先祖が持つ周波数はその子孫に代々受け継がれていて、自分も同じような周波数を深層心理に有しているからであり、したがって一族のカルマを考察することもまた、「なぜ問題は生じているのか?」であったり、「自分とは一体何者か?」といった、自分自身を知る上でも非常に重要な要素となります。

家系図や一族の特徴を考察してみると、一族の中で同じような性格の人が多かったり、あるいは同じような病気、職業にわたるまで、要するに似たような系譜を持つ人が多いといったことは非常に多く見受けられます。

たしかに遺伝という側面もあるかもしれません。

しかしながら、『業(カルマ)や因縁を考察する〜一族の罪の伝承と因果応報〜/内海式精神構造分析法(内海式根本療法)』でも書いたように、たとえば一族の中で第一子ばかりが様々な原因で早死にしていたり、男ばかりが早死にしていて、さらには配偶者の家族もまた男ばかりが早死にしているケースなども稀なことではなく、これらの事柄はけっして遺伝子だけでは説明することは不可能です。

病気や様々な問題が生じたり、あるいは性格や精神性、行動や意思決定にいたるまで、一族に多い事柄を自らも体現してしまっているのは、一族の持つ周波数を自分自身も継承している証拠であり、深層心理にあるそういった周波数に基づいて、いわゆる転写行為として自らで「わざと」やっていることに他なりません。

祖父の墓

祖母の墓参りはお盆とお彼岸には行っているのですが、母の話を聞き、自分は祖父の影響を受けていることがわかってから、祖父の墓参りに行きたいなと思うようになり、しかしながら祖父がどこに眠っているのかわからず、どうしたものかと常々考えておりました。

そんな中、患者さんから思いがけないお話を聞くことになります。

どういった経緯でそういった話になったのかは忘れましたが、Yさんは壮絶な幼少期を過ごし、大人になってからも家族を恨み続けていましたが、とある方法によって過去のトラウマと向き合い、自分自身でそのつらい過去を克服したことで、家族に対して怨んだり憎んだりといった感情は解消されていきました。

その中でYさんは、辿れるところまで自分の先祖を調べていったそうです。

直系であれば、戸籍から辿っていけるとのことで、子供や孫であれば誰でも、両親や祖父母、曽祖父母などの出生や亡くなった日を知ることができ、またどこに住んでいたなどといったこともわかるかもしれず、戸籍&除籍謄本を取ったらいいと、Yさんは教えてくれました。

そんなわけで、市役所に行って祖父の戸籍&除籍謄本を取ってきました。

母からの情報で、祖父は現在の甲州市勝沼の生まれであることはわかっていたのですが、戸籍謄本から亡くなったのは川崎ということがわかりました。

また出生地の番地を調べてみると、現在そこはとあるワイナリーを営んでいるところであることもわかりました。

そのワイナリーを調べてみると、やはり祖父と同じ名字の方が代々社長を務めており、また戸籍にあった祖父のお兄さんが先先代の社長であったこともわかりました。

そして、その会社に思い切って電話してみたんですね。

〇〇ワイナリーの方「はい、〇〇です」

窪田「くぼたと言いますが、〇〇社長をお願いしたいのですが….」

女性「どちらのくぼたさんですか?」

窪田「甲府市で整骨院をやってます、くぼたと言います」

女性「あー、はい」

・・・

女性「すみません、社長は今ちょっと手が離せなくてどういったご用件でしょうか?」

確実に怪しまれてます😅

そりゃたしかに行ったことない整骨院から電話かかってくるとか、「なに?」て思うのが普通だと思います。

自分も名乗っている以上、ここで「じゃいいです」て電話を切るわけにもいかず、これはもうすべてを話すしかないと思い、

窪田「失礼ですが、お電話口の方は奥さまとかですか?」

女性従業員「あ、違います」

😅

ですが、もう引けません。

窪田「けっして怪しいものではございません」

と詐欺師の常套句のような前置きをした時点で怪しさが増したように思いますが、ことの顛末をその従業員さんにお話しし、くぼたから電話があったこと、またこちらから後日お電話しますということをお伝えくださいと言い残し、電話を切りました。

そして数日後に電話した時は、社長さんが電話に出てくれ、直接話すことができました。

社長さんは僕よりも一回りくらい年下で、僕と社長さんはまたいとこ=はとこでした。

社長さんもいろいろと調べてくれ、社長さんのおじさん=僕の母といとこにあたるSさんが祖父のことを知っていて、もしかしたら写真などもあるかもしれず、もしよければ日程を調整して直接会って話をしてくれるとのことでした。

そして先日、僕と母、おば(母の姉)の3人で祖父の出生地である勝沼のワイナリーに行ってきました。

ということで、今回はここまで。

ここまででもだいぶ長くなってしまったので、次回のブログでまた祖父の話の続きを綴っていきたいと思います。

山梨県甲府市の整骨・整体 くぼた整骨院