表層心理と深層心理
人の心には表層心理(顕在意識)と深層心理(潜在意識)があります。
人が普段から思ったり感じたりするといった感覚はすべて、表層心理であるのに対して、深層心理はけっして自らで自覚・認識することはできません。
よく「本音」は?ということを言われたりしますが、本音というのは口にはしないだけで腹の中で強く思っているということなので、思いっきり表層心理ということができます。
また、表層心理と深層心理は海上に浮かぶ氷山のイメージを持ってもらうとわかりやすいかと思います。
この図のように、海面に出ていて認識できる氷山の一部が表層心理であり、深層心理のほうは海の中にあるため認識することができません。
そして、表層心理よりも深層心理のほうが海の中深くまであり、また多重層構造をなして存在し、深層心理のほうが表層心理よりも僕らに多大な影響を与えています。
僕たちの行動と結果は無意識的に深層心理を体現していると言うことができます。
周波数とは何か
万物には固有周波数が存在します。
人にも動物にも植物にもありますし、石などの物質にも、さらには喜怒哀楽といった感情や思い、そして病気においても固有の周波数が存在します。
そして、周波数の基本3原理に、
①周波数がすべてに影響を与える
②周波数の体現はフラクタル(相似形)となる
③周波数を反転させ重ねると周波数は消えてしまう
というものがあります。
あらゆる周波数は周囲に影響を与え、人体に影響を与えます。
そして周波数同士が同じだと似た形になることが実験的にも証明されています(フラクタル理論)。
たとえば、テーブルに撒いた砂にある周波数をかけるとその周波数の振動数によっていつもきまった模様が描かれたり、また蛇口から流れ出ている水にある周波数をかけると水が螺旋の形になったりします。
また、固有の周波数は逆位相の周波数をかけることによって相殺され、周波数が消えるということがわかっています。
これは雑音(ノイズ)を消す技術として、実際に音響分野などで使われている技術です。
これをノイズキャンセルの法則といい、これもまた万物に適応されます。
陰陽五行論
東洋医学に陰陽五行論があります。
陰陽五行論では万物を木火土金水の5つの要素で表すことができます。
火は木を燃やし、燃やされた木は灰になって土になり、土はやがて固まり金となり、金は冷やされ水滴を生じ、水は木を育む(相生関係)。
あるいは火は金を溶かし、金は木を切り、木は土を侵食し、土は水を吸収し、水は火を消す(相克関係)。
といった感じで、万物はそれぞれに助けたりやっつけたりしながら循環することでこの世の中が成り立っています。
そして、木火土金水は僕たちの身体にも対応しています。
木=肝臓=怒
火=心臓=喜、嫉妬
土=脾臓(胃)=思、憂
金=肺臓=悲、罪悪感
水=腎臓=恐
であり、各臓器にも各感情が対応しています(五志)。
深層心理で抱える感情がさまざまな病気に関係している
あなたは病気になりたいですか?
こう聞かれて「はい」と答える人はまずいないと思います。
誰しもが健康でいたい、病気になんかなりたくないと思っていると思います。
しかし、それは自覚できる表層心理においてそう思ったり考えているだけに過ぎず、量子医学や古典医学では、Aという病気になるということは、けっして自覚することのできない深層心理において、Aという病気と同じ周波数を自分自身が有しているからであると考えます。
たまたま病気になったとか、運が悪かったなどということはなく、物事はすべて必然であり、原因があるから結果があります。
また、たとえばジャンクフードや農薬まみれ、添加物満載の食事、砂糖ものなどを毎日のように食べていれば、さまざまな病気になってしまうことは必然なことかもしれません。
しかし、ある人は大腸の病気になり、またある人は乳がんになり、またある人は心臓病になり、またある人は肝臓を病むといったように、人によってさまざまな箇所の病気になるのはなぜなのでしょうか?
これもまた、たまたまや偶然ということはありません。
先ほど、陰陽五行論では五臓はそれぞれに感情が対応していると書きました。
肝臓、胆嚢=怒り、
心臓、小腸=喜び、嫉妬、
脾臓(胃)=思、憂、
肺、大腸=悲しみ、罪悪感、
腎臓、膀胱=恐れ、
量子医学や東洋医学などの古典医学では病気と感情も密接に関係しており、解消されない、消化されない感情を自らが自覚できない深層心理で有していることで、さまざまな問題(病気)となって現れてくると考えます。
すなわち、
あなたが肝臓を病むのは怒ってばかりいるからかもしれません。もしくは怒りを押さえ込み、自分を殺してばかりいて怒りの感情が消化されていないからかもしれません。あるいは肝臓は解毒・代謝する臓器であり、毒(怒り)を溜め込みすぎたからかもしれません。
あなたが心臓を病むのは悦楽ばかり求めるからかもしれません。心臓は喜びの臓器であり転ずると嫉妬の臓器でもあり、嫉妬ばかりしてきたからかもしれません。あるいはドキドキするような気持ちを押し殺して本当にやりたいことができていないからかもしれません。
あなたが胃を病むのは何かを消化できていないからかもしれません。あるいは東洋医学において胃は甘いものを欲する臓器であり、消化できないことがらを憂いて甘いものを求める依存症だからかもしれません。もしくは胃は身体の中心であることから、中心が弱く、軸がなく、自分がなく自立できていないからなのかもしれません。
あなたが肺を病むのはうまく呼吸ができていない、言いたいことを言えないからかもしれません。また肺と大腸は兄弟臓器であり、大腸を病むのも排泄ができていないからかもしれません。いろいろな意味で「吐き出す」ことができておらず、罪悪感や悲しみを溜め込んでいるからかもしれません。
あなたが腎臓を病むのはやはり排泄ができないからかもしれません。あるいは腎臓は水を流す臓器であり、水に流せない感情を抱えているからかもしれません。もしくは水はお金に関係していると考えられることから、お金に関わる解消できない感情があるからかもしれません。
内海式精神構造分析法(内海式根本療法)は自らの内面と向き合うための方法論
根深い多重層構造をなして存在し、けっして自覚することのできない深層心理の形成には、幼少期の自分や家族との関係、生育環境などが大きく影響しています。
内海式精神構造分析法(内海式根本療法)では、生育歴や病歴、職歴、恋愛歴、家系構図分析、家族関係、囚われているトラウマやジレンマ、アダルトチルドレン像等を、クライアントとセラピストが共同して考察しながら、隠された精神性や深層心理を紐解いていきます。
そして、クライアントは自らの内面と向き合い、問題の原因はすべて自分の中にあることを自覚した上でそれらを手放す、真の意味で生き方や考え方、発想を180度転換することで抱えている問題を解消していきます。
要するに考え方や生き方、発想を180°反転させることによって問題の原因となる周波数を打ち消す(ノイズキャンセルの法則)ということであり、「陰極まれば陽に転ず」ということです。
「すべての物語は自分の内側から起こっている」
内海聡先生の言葉です。
被害者意識や依存心を捨て、自らの内面と向き合うことは、抱えている問題を解決するための糸口です。
あなたの抱える問題は、もしかしたら幼少期の自分、家族との関係性、被り続けた仮面像、演じてきたいい子ちゃん像が関係しているかもしれませんし、抱えてきたジレンマやトラウマが影響しているのかもしれません。
そして、それらによって抑圧され、解消・消化することができなかった感情は、自らの深層心理に容易に閉じ込められ、それが原因となって問題が表面化しているのかもしれません。
あなたはどんな幼少期を過ごしてきましたか?
あなたはどんないい子ちゃんを演じ、どんな仮面を被ってきたのですか?
あなたはどんな嘘を自分についているのですか?
あなたはどんなことを我慢してきたのですか?
山梨県甲府市の整骨・整体 くぼた整骨院
参考文献 ・心の絶対法則 内海聡 著 2020年 ・医者に頼らなくてもがんは消える 内海聡 著 2017年
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