よもぎ蒸しで増えるヒートショックプロテイン(HSP)のはたらき
みなさん、ヒートショックプロテイン(HSP)って聞いたことありますか?
HSPとは身体がさまざまなストレスや熱刺激などを受けることで増えるたんぱく質のことです。
身体の約60%は水ですが、身体をつかさどっている多くの細胞たちはたんぱく質で作られています。
HSPはさまざまな刺激によって傷ついたたんぱく質を修復し、炎症を抑えてくれるはたらきがあります。
当たり前ですが、免疫をつかさどっている細胞たちが元気であれば僕らは免疫力を高く保つことができ、また筋肉や骨をつかさどっている細胞たちが元気であれば年齢とともに起こりやすくなるさまざまな痛みや不具合なども未然に防ぐことができます。
あるいは皮膚でも、「美肌にはコラーゲンが大切」てよく聞きますが、このコラーゲンもたんぱく質です。
コラーゲンの変性を防ぎ、皮膚の細胞たちが元気であればいつまでも若々しい美肌を保つことができます。
僕らが健康でいられるのは、身体の各細胞たちが元気に活動してくれるからです。
各細胞たちが正常なはたらきを維持していくためには、それらが傷ついた時に修復してくれるHSPのサポートが必要不可欠なのです。
しかしながらHSPは年齢とともに減っていってしまうことがわかっています。
ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすのによもぎ蒸しが最適な理由
HSPはさまざまな刺激によって増えることがわかっています。
たとえば運動。
しっかり汗をかきながらジョギングを20分以上行うとHSPが増えます。
しかし逆に激しい運動を行ってしまうとかえってHSPは減少してしまうので注意が必要です。
また寒冷刺激によっても増えるそうです。
昔よく行われていた寒風摩擦(かんぷうまさつ)。
HSPなんて言葉がまだない時代から、昔の人は寒さの中で肌に刺激を与えることで免疫力が高まって風邪をひかなくなることを経験的に知っていたのだと思います。
あるいはファスティング(断食)を3日間行うことでもHSPは増えると言われています。
たしかに上記の方法でHSPは増えるのだと思いますが、運動したり寒さに耐えたり断食したりするのっていかんせん大変ですよね。
そんな大変な思いをしなくてもHSPをしっかり増やす簡単な方法として最適なのが「よもぎ蒸し」なんです。
HSPは温めることで増やすことができるとお話ししましたが、体温が2℃上昇するとHSPは増えていきます。
よもぎ温熱セラピー協会に所属している多数のよもぎ蒸しサロンさんでデータを取って検証してみたところ、たとえば平熱が36℃の人の場合、よもぎ蒸しを行って15~20分ほどで平均でだいたい38℃まで上がるということがわかったそうです。
38℃くらいに体温を上げると2日後にHSPは約1.5倍に増え、それから徐々に減っていき1週間ほどで元に戻るそうです。
したがって一週間に1回よもぎ蒸しを行うことで健康維持・増進につながると言われています。
あるいは現在すでになんらかの不調を抱えている方であれば、常にHSPを高い状態に維持し続けられるようにするため、1週間に2回ほどよもぎ蒸しを行っていくのがいいと思います。
人は体温が1℃下がると免疫力は約30%も下がると言われています。
また低体温だと血行も悪くなり、内臓のはたらきも悪くなったり筋肉も硬くなってさまざまな痛みや不調につながります。
日頃から体温を上げることを意識することでそれらの不調を未然に防ぎ、毎日を元気に過ごしていきたいですね。
健康維持・増進に、あるいは今現在抱えているお悩みの解決に、くぼた整骨院の「よもぎ蒸し」をぜひお役立ていただけたらと思います。
山梨県甲府市の整骨・整体 くぼた整骨院