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『砂糖は甘くない』

甘いものを食べないと調子がいい

みなさん、甘いものはお好きですか?

僕はお酒が飲めない半面、甘いものは昔から大好きで、小腹がすいたら甘いもの、食後にもデザート、お風呂入ってからアイス、みたいな感じですごい食べてました。

で、とくにあんころ餅や大福、ぜんざいなど、あんこが好きだったのでうちの愛犬にも「あずき」と名付けました。

愛犬パグのあずき♀6歳。

ですが、ここ数年は甘いもの食べたいと思って食べても食べてるうちになんかもういいかなーて思うようになったり、食べ終わった後もなんだか胸やけする感じがしたり、だるくなったり調子悪くなることが増えてきたんですよね。

なのでとくに最近は甘いものをまったく食べないわけではないですが、それでもかなり控えるようにしてから身体がすごい楽な感じなんです。

本来人間の身体は砂糖を直接摂るようにできていない

本来、僕たちの身体は食べ物のなかにさまざまな栄養素と一緒に含まれている糖質を、唾液や胃液、膵液、腸液など体内の消化酵素で分解しながら最終的にブドウ糖としてエネルギーを得ていますが、この消化・分解の段階を経ることで身体への負担を軽減しているのですが、この過程をすっとばしていきなり砂糖のような直接糖が身体に入ると、代謝する過程でカルシウムやビタミンなど体内のミネラルが大量に使われてしまいます。

また砂糖のような直接糖は血糖を急激に上昇させるため、膵臓が過剰にインシュリンを分泌することで血糖の乱高下が起きると結果的に身体の各組織から分泌されるホルモン(ドーパミン、ステロイドホルモン、成長ホルモンなどなど)の働きまで影響が及んでしまいます。

糖質中毒のサイクル

ダイエットのために甘いものをやめたいのにやめられない。

そんな経験がある人も多いのではないでしょうか。

甘いものをやめられないのはなぜか。

砂糖にはものすごく中毒性があるのを御存じでしょうか。

「砂糖は麻薬と一緒」なんて言葉もあるくらい、砂糖には中毒性があるのです。

まずお菓子やスイーツなどの甘いものと食べると脳からドーパミンが出ます。

ドーパミンは幸せを感じる脳内ホルモンです。

ここで血糖値も急上昇するため、膵臓からインシュリンが過剰に分泌されます(インシュリンは糖を脂肪に変える)。

インシュリンの作用で血糖値が下がり、ドーパミンも減少しますが脳はまた「しあわせ」を求めます。

するとドーパミン減少による禁断症状「イライラ」「抑うつ感」「意欲の低下」「思考力の低下」などが出現します。

そしてまた甘いものを食べてしまう….。

この繰り返しでなかなか甘いものをやめられないのです。

糖の摂りすぎがあらゆる病気や不調の原因になっている

糖の摂りすぎが肥満や糖尿病の原因になることは誰でも知っていることと思いますが、実際にはそれだけではなくあらゆる病気や不調の原因となりうるのです。

糖の摂りすぎによる弊害は血管をもろくし、コレステロールに影響を与えて心筋梗塞や脳卒中の原因となり、また細胞を崩壊させやすくなり、ウイルスや細菌にも感染しやすくなり、アトピーや花粉症などのアレルギーも引き起こしやすくし、ガンにもなりやすくなる(糖はガン細胞のえさ)など、身体に与える影響はもちろん、イライラする、気分が落ち込む、やる気が起こらないなど精神に与える影響も非常に大きいです。

知らず知らずのうちに日頃から食べているお菓子やスイーツなどの甘いものが、実はみなさんが抱えている病気や不調の原因となっているのかもしれません。

最近、久しぶりにいらした患者さんに「先生やせた?」ってよく聞かれます。

そうなんです!

ちょうど1年前と比べると3キロくらいやせたんです。

今はだいたい63~64キロ台くらいなのですが、以前と比べてやっぱり身体が軽いというか、調子がいいんですよね。

今日は3月7日。

ちょうど季節の変わり目でとくに春は調子を崩してしまう人が非常に多いです。

体調を崩しやすい時期だからこそ、ちょこっとでも糖質を控えるなど食べるものや食べ方などにも気を配るようにして、元気に心地いい春を迎えたいですね。

山梨県甲府市の整骨・整体 くぼた整骨院

参照:内海塾season2 DVD「栄養・糖・油」