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『気圧と気温と体調不良』

先週から今週にかけて雨の日が多く、また5月も後半とは思えないくらい寒い日がありました。

また、さっきまで晴れてたと思ったら雨降ってきて、しばらくしたらまた晴れてきてみたいな日もあったりと、大気が安定しない感じでしたね。

春は季節の中でも気圧の変化が大きくなる時期らしいです。

気圧や気温の変化が大きかったりすると身体にも影響することがかなり多いです。

この1週間、調子悪い人多かったなー😅

今まで順調にきてたのにまた痛みが強くなってしまったとか、また膝に水がたまってきたとか、首肩がつまってどうしようもないとか、ぎっくり腰とか。

以前にも書きましたが、人(動物も)って環境の変化(気圧とか気温とか)に対応するために自律神経が備わっていて、環境に応じて交感神経を高めたり副交感神経を高めたりしながら身体の恒常性を維持しているのですが、気圧の変動や寒暖差によって自律神経が疲弊してうまく働かなくなることで、いろんな不調につながってしまうことがかなり多いです。

最近では天気痛とか気象病なんて呼び名がつくほどポピュラーになってきています。

それだけ調子崩してしまう人が多いということでしょうか。

昔から「古傷が痛むから明日は雨じゃ」とかいう話も聞きますし、気圧や気温の変化による体調不良は以前からあったと思われますが、もしかしたら現代のほうが天気痛や気象病になりやすい要素が多くあるように思います。

今はクーラーや暖房器具により、一年中快適に生活することができます。

快適であるということは、生活はしやすくなる反面、身体の機能は衰えさせてしまいます。

汗をかかなくなる、寒さを感じることが少なくなると、やはり自律神経の機能も衰えてしまうのです。

なのでちょっとした気圧や気温の変化で不調になってしまう。

かと言って現代において冷房や暖房を使わなくするわけにもいかないですよね。

なので日頃から意識的に、気圧や気温の変化にしっかりと対応できる自律神経に強化しておく必要があります。

方法はいたってシンプルです。

①身体を動かすこと。

激しく運動する必要はないです。

散歩でもいいしラジオ体操でもいいと思います。

身体を動かすことで体温も上がりますし、血液の流れも良くなって免疫力も高まります。

また汗をかくことが自律神経系を強化するために非常に大切なのです。

本来人間は汗をかくことで体温を下げるのです。

日頃から適度に身体を動かして汗をかくことが自律神経の強化につながります。

②湯船につかること。

みなさん湯船にぜひつかってください。

最近シャワーだけという人もかなり多いですが、湯船につかることで疲れの取れ方も全然違います。

また湯船につかることで、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズに行えるようになるのです。

③ちゃんと寝ること

当たり前ですが睡眠て大切です。

寝ている時、成長ホルモンが出ます。

成長ホルモンは子供の時であればまさしく成長を促すために重要なホルモンであり、大人になってからも細胞の新陳代謝を促し、自然治癒力や免疫力の向上において必要不可欠です。

また、質の良い睡眠をとる(副交感神経が優位になる)ことで、翌朝目覚めてから活動する時に交感神経へ切り替えがスムーズに行えるようになります。

もちろん不調になる原因は他にもたくさんあり、上記の3点をしっかり行えばすべての不調がまったくなくなるというわけではないかもしれませんが、①運動、②入浴、③睡眠であれば、意識を変えるだけですぐに行えると思います。

まずはふだんの生活のなかで手軽にできることを積極的に取り入れ、人間に本来備わっている自律神経という素晴らしい機能を強化し、最大限活用することで、環境の変化に負けない身体づくりにつながっていくと思います。

山梨県甲府市の整骨・整体 くぼた整骨院