以下、学びラウンジ(徳島大学名誉教授 大橋眞)2020年8月29日「遺伝子組み換えワクチン」概要欄より
今回の騒動で、遺伝子組み換えワクチンの接種が予定されています。
このような新しいタイプのワクチンを、いきなり大人数を対象として接種することは、多くの問題があります。
そもそも、新しい感染症が広がっているという事実はあるのでしょうか。
PCR検査をしないとわからないレベルの問題が、病気と言えるのでしょか。
病気とはいったい何なのかという定義の問題になりますが、普段の生活が何の問題もない人が病人であるという考え方は、正しいのでしょうか。
このような健康上何の問題もない人が病人であるとする根拠は、無症状の人が感染源になるという話から来ています。
この話もPCRを使って創られたわけで、まさにPCRによって創られた感染症と言うことが出来るでしょう。
このように、健康上問題がないのに、謎のワクチン接種計画が進められています。
日本が導入を決めたワクチンとして、ウイルスワクチンとmRNAワクチンがあります。
また、日本のベンチャー企業が、DNAワクチンの開発を進めています。
ウイルスワクチンは、チンパンジーのアデノウイルスをベクターとして、新コロ遺伝子を組み替えたものであり、遺伝子組み換えウイルスです。
DNAワクチンは、大腸菌プラスミドという環状のDNAに新コロ遺伝子を挿入した組み換えDNAをワクチンとするものです。
また、mRNAワクチンは、新コロゲノムのRNAがmRNAとして働くように改変し、アジュバントとしての機能を持ったRNA2本鎖をつないだものです。
いずれも遺伝子組み替え体であり、このようなものを接種することにより、将来どのような問題が起こり得るのかということは、予測できないところがあります。
効果の点についても、抗体が確認できたとする程度で見切り発車するようです。
遺伝子組み換え食品を避ける風潮が強い日本人が、それよりも危険そうな遺伝子組み換えワクチンを恐れないのは、不思議なことです。
このような危険性を抱えたワクチンを検討する前に、本当に新しい感染症が拡大しているのかを検討するべきなのです。
PCRを使わないと確認できないような事柄について、新しい病気が蔓延しているとするのは、大きな問題です。
感染症とは何なのか、病気とは何なのか、病原体とは何なのか、そして無症状者が感染源になるという科学的根拠はあるのか、といった根本的な問題を考え直す必要があります。