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『放射能は最強の社会毒〜放射能の解毒法について〜』

先日のNPO法人薬害研究センター認定セラピスト講座。

今回のテーマは「解毒と抗酸化について」現代におけるさまざまな社会毒とその対処法などの講義でした。

昨今、内海先生が臨床で感じていること、それは20〜30代、さらには10代といったいわゆる若年層にガンや難病、その他さまざまな病気が増えているということで、その原因の一つに「放射能の問題」があるということでした。

とくに関東や東北の人たちにそういった病気が激増しており、もちろん病気や不調の原因のすべてが放射能の問題ではないかもしれませんが、内海先生いわく原因の一つとして放射能が関係しているかもしれないという認識が誰一人としてなく、指摘しても皆キツネにつままれたみたいな顔をするそうです。

これは病気の人だけではなく、医者も代替療法者もセラピストも同様であり、誰も放射能の問題をまったく考えない、と内海先生から言われ、たしかに僕も放射能についてこれまでもブログで書こうと思いつつ、難しいと感じてなのか敬遠してしまっていたという経緯があり、まさに内海先生のおっしゃる通りだなーと思いながら講義を聞いておりました。

自分自身まがりなりにも「健康」に関する仕事を生業としている者としては、やはり放射能の問題は避けて通れぬテーマであり、今回のブログで放射能の問題点と人体に与える影響などについて書いていこうと思います。

絶望しかない放射能の問題

2011年に起きた原発事故以降、福島を中心に子どもの甲状腺がんが増えています。

事故時に18歳以下だった約38万人を対象に検査を行った結果、2019年3月末時点で計173人が甲状腺がんと診断されました。

日本人の甲状腺がん発症率は2010年のデータでは人口10万人あたり約8人なので、5倍以上です。

甲状腺がんを発症させた原因は放射能雨などによる外部被曝も問題ですが、放射能に汚染された食品による「内部被曝」の影響がとくに大きいと内海先生はおっしゃっています。

食べ物を通して身体に入り込んだ放射性物質は、体内から放射線を長期にわたって浴びせるため、外部被曝よりも身体への影響が大きく、これを内部被曝と言います。

食べ物の放射能汚染は原発事故直後から始まり、原子炉の爆発によって空気中に散乱した放射性物質は草木や土壌、川や海などあらゆるものに降り注ぎ、そこに住む動物たちも放射能に汚染されていきました。

1986年に起きたウクライナのチェルノブイリ原発事故では「閉じ込め政策」といって被害を拡大させないように石棺で原子炉を囲み、外部に放射能が拡散されるのを防ぐなどの対応がなされましたが、日本では「希釈政策」といって閉じ込め政策と反対に汚染された土や海水、瓦礫などを安全な物と混ぜて希釈して全国の処分地に拡散し、また海に放出するなどしており、こういった処理方法は海外から問題視されています。

また原発事故以前の一般公衆における年間被爆量は1ミリシーベルト/年でしたが、事故後は空間の放射線量が20ミリシーベルト/年以下なら避難指示が解除され、ほとんどの補償が打ち切られているのが現状であり、これは原発事故の前と後とで実に20倍も基準値を下げているということです。

また食べ物においても外国の基準に比べて日本の基準はゆるく、諸外国では日本の一部の農作物は危険視されて輸入を禁止している国も少なくありません。

2019年4月現在で日本産食品の輸入を停止している国と地域(一部の県)

 

アメリカ、中国、香港、台湾、マカオ、韓国、シンガポール、フィリピン

内海先生いわく、現在の日本における放射能汚染の状況や政府の放射能汚染対策なども踏まえて放射能問題を考えた時、「もはや何の希望もなく、絶望しかない」とのこと。

なんともやるせない気持ちになりますね。

放射能は減弱&解毒(デトックス)できる

日本で生きていく以上は完全に放射能を避けるのはもはや不可能なことなのかもしれません。

しかしできるだけ避けるよう努力し、またとくに内部被曝に晒されぬよう日頃から解毒(デトックス)の意識を持つことが大切かことかと思います。

1945年8月9日、長崎に原爆が落とされた時、長崎の浦上第一病院の秋月辰一郎医師は自身も被爆しながらも、食事療法によって身を守る方法を実践しました。

食塩、ナトリウムイオンは造血細胞に賦活力を与えるもの、砂糖は造血細胞毒素。玄米飯に塩をつけて握るんだ。からい濃い味噌汁を毎日食べるんだ。砂糖は絶対いかんぞ!砂糖は血液を破壊するぞ!

有名な秋月辰一郎医師の言葉です。

玄米、ごま塩、味噌汁は放射能の解毒に有効であると言われています。

また放射能はミネラル毒であり、尿や汗によって体内の放射能を排出することができます。

とくに時間をかけてじっくり大量に汗をかく方法が放射能の解毒(デトックス)に有効で、たとえば海外にナルコノンという薬物中毒者の治療施設があるのですが、そこでは毎日5〜6時間かけて低温サウナで解毒発汗療法を数週間行い、体内にたまった薬物を抜いていくそうです。

ちなみに薬物中毒者の汗からは覚醒剤やヘロインの成分が検出されるそうです。

このようにじっくり時間をかけてしっかり汗をかくことで放射性物質を体外へと排出し、解毒発汗療法後は車のオイル交換と同じく身体に必要なミネラルや良質な油脂を食事で補充することが大切です。

解毒発汗療法は低温サウナがもっとも効果的ですが、陶盤浴や岩盤浴、よもぎ蒸しなどでも行えます。

また有酸素運動で長時間かけてじっくり汗をかくことも解毒となるため、やはり日頃から身体を動かすことも、健康を保つためには大切なことかと思います。

と、今回も丸1日かけて内海イズムを学びつつ、講座後の懇親会は雷門近くのお店で。

来月もしっかり内海イズムを学んできます♪

山梨県甲府市の整骨・整体 くぼた整骨院

参考資料
・第4回薬害研究センター認定セラピスト養成講座テキスト
・まんがで簡単にわかる!日本人だけが知らない汚染食品〜医者が教える食卓のこわい真実〜 内海聡 著 2019年