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『新型コロナウイルスについて思うこと』

毎日毎日、新型コロナウイルスの話題で持ちきりです。

〇〇県でまた新たに感染者が確認されました…、〇〇県の感染者の方がお亡くなりになられました…。

山梨県でもお二人の方が新型コロナウイルスに感染し、20代の方は髄膜炎で山梨大学医学部附属病院で今も懸命な治療が行われています。

この方は2か所の医療機関を受診したのにもかかわらず重症化し、一人暮らしの自宅で倒れているのをご家族が見つけ、救急搬送されたそうです。

お辛かっただろうと思います。

かなり我慢されたんだと思います。

まだ20代です。

ご本人もご家族の方々もお気の毒すぎます。

一日でも早く回復されることを切に願います。

新型コロナウイルス、新種のウイルスだから、いまだ解明されていないことがあるから、どんなウイルスなのか全容が見えないから、たしかに怖いですね。

3月14日18:00現在で、新型コロナウイルスによる感染者数は716人、死亡者数は21人です。

日本の総人口は約1億2600万人。

ちなみにインフルエンザの年間罹患者数は約1000万人で、死亡者数は1万人にのぼるそうです。

こう見るとインフルエンザのほうが圧倒的に罹患者が多いです。

ニュースでは盛んに新型コロナ大流行とか、パンデミックとか言い、あたかもものすごい勢いで日本中に広がっているかのような報道をしていますが、感染率でいうとインフルエンザのほうが圧倒的に感染率は高いです。

世界的に見てもインフルエンザの感染者数のほうが圧倒的に多いです。

たしかに致死率は日本で約3%とインフルエンザに比べて高いかもしれませんが、これまでのデータを見てみても健康な人、免疫力が十分ある人であれば、死に至ることはほとんどありません。

もちろん報道でもなされている通り、高齢者や持病のある人は重症化しやすい傾向があるため、いっそうの注意や予防に努めるべきだと思います。

新型コロナウイルスに限らず、一般的な風邪やインフルエンザでも身体が弱っていて免疫が落ちていれば、かかる時はかかるし、また身体を休ませるべきところを休ませずに無理をしたり、栄養状態が悪かったりすれば、こじらせて肺炎や脳炎など重症化してしまうことは普通にあります。

風邪の主な原因はコロナウイルスやRSウイルスに感染することで発症します。

そして毎年これらのウイルスは少しずつ変異をしているそうです。

風邪のワクチンってないですよね?

これは毎年ウイルスの型が変わるからワクチンが作れないんだそうです。

もっともこれってインフルエンザでも同じことが言えるような気がしますが…。

それと、今回ニュースでよく見る、症状がないけど感染してるっておかしいと思いませんか?

これは不顕性感染という状態で、風邪やインフルエンザでもありうる状態です。

この人たちも感染者に含めてしまうことに、すごく違和感を感じます。

新型コロナウイルスは普通の風邪やインフルエンザに比べると感染率は低く、感染しても重症化せずに寛解することの方が多いのです。

罹患者の約80%は軽症というデータもあります。

もちろん予防、感染対策はじゅうぶんに行っていくべきだと思います。

とくに高齢者や持病のある人は重症化するリスクが健常者に比べてやや高いため、いっそうの予防に努めるべきだと思いますが、それ以外の人はそこまで戦々恐々とする必要はあるのでしょうか?

特効薬があれば、という話も聞きます。

しかし風邪には特効薬はありません。

風邪をひいたから病院に行って薬をもらって飲む。

一見当たり前のように思いますが、実は当たり前ではないかもしれません。

風邪薬は風邪そのものを治すわけではなく、熱を抑え、咳や鼻水を止めるためであり、症状を抑えこむためのものです。

なので風邪薬を飲むことで風邪の治りは確実に遅くなります。

熱が出る=ウイルスや細菌を殺すために熱を出しています。

くしゃみ、咳をする=細菌やウイルスを排出するために行っています。

風邪の特効薬は休息、睡眠、適切な栄養を十分摂ることです。

基本的に自分の免疫でウイルスに勝つのです。

それでも治らない場合に点滴をしたり、血中酸素濃度を保つために酸素吸入を行うなどの対症療法を行います。

これらの対症療法のサポートを受けながら、あくまでも自身の免疫でウイルスに打ち勝つのです。

もう3月も半ば。

あと半月で新学期のスタートです。

患者さんとお話ししていても、家庭でも仕事でも、新型コロナの影響をもろに受けて困っている人たちも非常に多いです。

はやく新型コロナウイルス問題が終息し、また普段通りの日常が訪れることを祈るばかりです。

山梨県甲府市の整骨・整体 くぼた整骨院