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『劇的なサヨナラ4強〜甲府工業&甲府商業〜』

2022年7月21日(木)高校野球山梨大会第11日、「帝京三vs甲府工業」と「日本航空vs甲府商業」の準々決勝が行われました。

2試合とも「私立の強豪校vs伝統の公立校」という構図でしたが、どちらも劇的なサヨナラで甲府工業と甲府商業がそれぞれ死闘を制するというなんともドラマチックな展開でした。

いやーどちらの試合もすごかったですね。

正直プロ野球ってあまり見ませんが、高校野球はついつい見たくなります。

プロ野球選手だってそりゃあ真剣に戦っていると思いますが、なんというか高校野球見てると球児たちの気迫のこもったプレーが随所に見られ、今回のように「こんなことあるんだ!」ていう劇的な試合に遭遇するのでやっぱり高校野球はやめられないってなります。

また微力ながらもサポートさせてもらっている選手たちが懸命にプレーする姿を見ると、なんだか胸が熱くなります。

第1試合、甲府工業は帝京三高に3回に3点先制されるもその後は得点を許さず、得点を積み重ねて6回裏で同点に追いつき、そして9回裏に劇的なサヨナラで逆転勝利を収めました。

甲府工業は3戦連続で逆転勝利だそうです。

そして第2試合、甲府商業vs日本航空の試合も本当にすごい試合でした。

甲府商業は2回に先制を許すもその裏の攻撃でソロホームランで同点に追いつきます。

その後も幾度となくピンチが訪れますが、まさに全員野球による好守&ファインプレーが随所に光り、日本航空の追加点を許さぬまま終盤へ。

そして7回表、日本航空に1点を追加されますが、甲府商業はすぐ裏の攻撃でまたしてもソロホームランで同点に追いつきます。

まさに取られたら取り返すといった選手たちの気迫がひしひしと伝わってきて、甲府商業の勢いというか、絶対にあきらめない、絶対に勝つんだというような気合いがこの試合はすごく感じられたんですよね。

9回表、日本航空に2点の追加点を取られた時点で、内心「これまでかー😩でもよくがんばった!」て思いました。

が、ここからドラマが。

9回裏、先頭バッターは好打者の清水陸斗くん。

初球、内角のストレートを鋭く打ち抜き打球はライトスタンドへ一直線❗️

これで1点差!

しかし続く打者が連続で倒れてツーアウト。

これで万事休すかと思いきや、またしてもここからがすごかった。

よく野球はツーアウトからと言いますが、まさにその言葉を体現するように、ツーストライクで追い込まれながらもヒットで繋ぎ、代走の選手の好走塁、フルカウントからのフォアボール、そしてこの試合も1人でずっと投げ続けている三浦くんの三遊間を破る執念の一打でツーアウト満塁❗️

ここでまたまさかの展開に。

なんとデッドボールで押し出し同点❗️

こんなことってあるんですね😳

ツーアウトランナーなしから満塁で押し出しなんて….だから高校野球はやめられないですね。

その後は三者残塁で得点を奪うことはできませんでしたが、延長戦に突入して10回表を甲府商業は日本航空の攻撃を無失点に抑えます。

そして10回裏、甲府商業の攻撃。

先頭打者の上田くんの放った打球は右中間を破るツーベースヒット。

4番清水陸斗くんは申告敬遠。

ノーアウト1、2塁。

バッターは5番北村くん。

ワンボールツーストライクから4球目、バスターからしっかり捉えた打球は二遊間を抜けていき、懸命なバックホームで本塁クロスプレーに。

タイミング的にはかなり微妙かもと思いましたが、判定はセーフで甲府商業サヨナラで逆転勝利〜🎉

ほんとすごい試合でした🥺

まさに激闘でしたね。

今大会のベストゲームなのではと思うくらい、両者一歩も譲らない白熱した素晴らしい試合でした。

甲府商業&日本航空両チームのみなさま、本当にお疲れさまでした。

そして昨日7/23に行われた準決勝、伝統校同士の対戦は甲府工業が8-1(7回コールド)で勝利し、甲府商業は惜しくも準決勝敗退となりましたが、日本航空との激闘、そして10年ぶりのベスト4進出と、本当に感動しました。

3年生のみなさんにおいては入学からこれまでずっとコロナの影響を受け続けながら、ずっと我慢を強いられてきた年代だと思います。

今の3年生が高校に入学した年はコロナ騒動が勃発した年で、入学しても6月くらいまでは自宅待機だったそうです。

それ以降もさまざまな行事や大会の延期や中止、そしてずっとマスク生活を余儀なくされるなど、自分たちが思い描いていた高校生活とはかけ離れた3年間を過ごしてきた人が多いのではないかと思います。

練習や試合も存分にできなくてはモチベーションを保つのも難しいのではないかと思います。

悔しい思いもたくさんしてきたと思います。

それでも球児たちは来る日も来る日も練習に打ち込み、ようやくこの3年生最後の大会を迎えることができたのだと思います。

そしていよいよ明日、夏の高校野球山梨県大会も決勝戦を迎えます。

甲府工業vs山梨学院。

両チームとも力の限り戦い、どちらが勝っても負けても悔いのないよう存分に楽しんでもらいたいなと思います。

山梨県甲府市の整骨・整体 くぼた整骨院